1800年の今日、伊能忠敬が蝦夷地(今の北海道)の測量に出発したんだって。
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地図好きとしては、こんな日があるとはね。
高校のころ、地理の授業があったけど、そんなに興味がなかった。
というか、社会科全般的に、興味がなかった。
大学のころ、PCエンジンで桃鉄をやってて、日本の地理を覚えたくらいです。
小学校のころに習った地図記号、思い違いがいくつかあった。
消防署の地図記号、Uのような、Yのようなマークですよね。
これを警察署のマークだと思ってたんです。
交番は○に×ですよね。
なんで、こんな思い違いをしていたかというと、消防署の地図記号は、サスマタ(刺股/刺又)を図案化したものだからです。
サスマタは、人を取り押さえるときに使う道具であり、警察署や交番に置いてある道具である。
ウィキペディアで刺又のページをみると、
江戸時代には犯罪者を捕獲する捕り物のための三道具の内の一つとされ、突棒・袖搦と共に、日本では古くより捕縛に使う道具として発展してきたため、三道具術なる刺又・突棒・袖絡を使う武芸の一種として発展した。『和漢三才図会』には、関人(せきもり)・門番が用いるものとしての記述がみられる。
町火消が家屋の破壊器具として使用していたこともあった。これは当時、延焼中の家屋を手早く引き倒して防火帯とし、延焼を防止して消火していたためである[2][3]。現在の消防署の地図記号はこの刺又を図案化したものである[4]。
なお捕り物用の物では、対象が柄を掴んで逃れたりしないよう、柄の金具に近い部分には鋭く長い刺があり、これを集団で用いて金具部分で叩いたり押さえ込んだりして対象者の活動を停止させて捕縛した。 刺又を使う三道具術は、現在では古武術の一部流派を除きほとんど残っていないが、昨今では防犯用品として見直されつつある関係上、これを復興する動きも見られる。
「日本では古くより捕縛に使う道具として発展してきた」
「町火消が家屋の破壊道具として使用していたこともあった」
この抜き出した文や、赤文字で強調したとおり、そもそも火を消す道具ならまだしも、家屋を破壊するために使った道具であって、しかも本来の使い方ではないわけです。
地図記号の本分としては、地図という限られた空間において、誰しもが誤解、間違い、勘違いしないような記号であるべきはずです。
消防署の地図記号は、そういう勘違いや間違いを犯しやすいもので、こういうトリビア的なもので逆説的に覚えるというのも、変な話しですよね。
現在、国際化、旅行者への配慮などから、日本人の観点だけではなく、外国人も含めた観点で考えるようです。
郵便局の〒は、日本でしか通用しない
交番や派出所の×は、進入禁止と誤解される
ホテルの○にHは、ヘリポートと誤解される
教会の+は、お墓と誤解される
病院の地図記号は、教会と誤解される
寺の卍は、ナチスの鉤十字と誤解される
などなど。
2020年の東京オリンピックまでに、どれをどう変えるのか、変えないのか、いろいろ議論があるだろう。
ではでは