一般的な話しでは、diskは米語(アメリカ英語)、discは英語(イギリス英語)と言われているが、ITの世界ではこの2つは使い分けられている。
IT業界においては、diskは磁気メディア、discは光学メディアである。
diskはメディアがハード的に保護されていて、discは保護がなくむき出しという記述をネットで見かけるが、必ずしもそうとは言い切れない。
光学メディアでも、ハード的に保護されているものもある。
ここでいう保護されているとはどんなものか。
フロッピーディスクは、読み書き用の穴には蓋されていて、装置に入れるとその蓋がスライドして磁気が露出する。
光ディスクでも、カートリッジに入ったまま、装置にいれると、カートリッジの一部が開いて、読み書きのために露出するものもある。
CDやDVDは、確かにむき出しだが、コーティングはされている。
企業用のバックアップ装置のメディアとして使われるものは、むき出しでは品質に関わるので、カートリッジ式になっていて、読み書き部分がむき出しになってはいない。
まぁ、業界に関係のない日本人であれば、日本語でディスクはディスクなので、diskかdiscかを心配する必要はない。
因みに、
HDDは、Hard Disk Driveの頭文字であって、HarD Diskではない。
DVDは、昔はDigital Versatile Discの頭文字を取った略であったが、現在はDVDの略称はないとされている。
ブルーレイディスクのアルファベット表記は、Blu-ray Discであって、Blue-ray Discではない。
これは商標を取る際に、青を意味するBlueでは一般的すぎて取れなかったからです。
日本語において、eがないからと、ブルーレイディスクではなく、ブルレイディスクだとか、そういうことはない。
最近、主流になってきたSSD、このDに当たる部分なのだが、Diskであったり、Driveであったり、メーカーによってまちまちである。
ややこしいのが、半導体の価格が低下してきて、HDDの代わりとなるような大容量の半導体二次記憶装置という意味で、SDD(Silicon Disk Drive)と使われた。(別に円盤状のものは何もない。)
SSDのSSは、Solid Stateの頭文字であって、シリコンではない。
Dにあたる部分が、Diskなのか、Driveなのかといえば、ディスクではないので、ドライブが正しいのだが、Diskも寛容しているという状況だろうか。
因みに、私が業界でエンジニアをしていたころ、ハードディスクの事をタマと呼んでました。
なんのことやらわかりませんねw。
イントネーションは拳銃の弾丸のタマです。
確かに、ホットスワップディスクは着脱式のタマですけど、これが元なのでしょうか?
それとも、ヤクザ映画でよく聞く「タマ取ったる」もイントネーションは同じです。
このタマの語源は頭(あたま)で、意味は命です。
確かに、大切なデータの入ったハードディスクは命かもしれません。
これに関しては謎で、結論は出ないかな。
ではでは