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あれから7年

黙祷


 

このブログでも何度も書いているとは思うが、私の父の実家は、宮城県気仙沼市魚町にあった。

魚町という名前からも想像できるかと思うが、漁師町であり、当然ながら海に面している。

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2014年6月に訪れたときに、実家のあった場所から海が近いことはわかるかと思う。

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プレハブの建屋が見える。

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反対側をみると、旅館大鍋屋本館、更に奥に気仙沼女子校。
大鍋屋といえば、小野寺五典大臣の実家です。
私も何度か宿泊した記憶があります。
おそらく、この辺の住民の避難場所は気仙沼女子校の体育館(写真のかまぼこ型)だと思われます。
気仙沼女子校までは結構な急勾配です。

実家は、ほぼ海抜0m、1階は店舗、2階は住居という構造でした。
そんな実家は跡形もなくなっています。

私の知る限りの親戚筋で東日本大震災やそれに伴う津波で亡くなった方はいなかったことは幸いですが、いざこの状況を目の当たりにする自分たちだけ助かってよかったとはならなかった。

あれから7年が経ち、去年の6月に父が亡くなり、今頃どこかでご先祖様を交えて、こういう話しをしているのだろうか。

父の葬儀で、宮城から私の従兄(警察官)が忙しいながら来てくれて、当時の話しを聞けた。

従兄は海に潜って遺体引き上げをしていて、彼の奥さんも警察官で、遺体の身元確認を、来る日も来る日もしていたそうです。

昔は、伝聞、書簡、良くて白黒写真でしか、地震や津波の被害の大きさは伝えられなかった。
文章、写真、数字だけでは、世代が変わると風化しやすく、現実的に風化してしまう。

今や、動画、ネットがあるので、もっとリアルな状況を身近に感じられるはずである。
あとは、風化させない努力が必要だろう。


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ではでは


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