午後のひとときに数学の問題を解いてみる。
問題
nが自然数全体を動く時、nの100乗の一の位が取り得る値を、すべて求めよ。
自然数全体とか、100乗とか、途方もない感じがしますが、どうなんでしょうか。
やってみます。
n100 = n2・2・5・5 = n2255
ブログでは、あんまりフォントサイズを変えないんだけど、見づらそうだったので、大きくしてみました。
どれも意味は同じです。
100乗したものの一の位なので、nは1桁でいいですね。
n≡{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9} (mod 10)
n2≡{0,1,4,5,6,9} (mod 10)
n4≡{0,1,5,6} (mod 10)
ここまで求めて、5乗する必要性がなくなりました。
0×0≡0 (mod 10)
1×1≡1 (mod 10)
5×5≡5 (mod 10)
6×6≡6 (mod 10)
つまり、これ以降、何乗しようが一の位は変動しません。
答え、0、1、5、6
//
拍子抜けするぐらい簡単な問題でした。
100乗と言わず、1000乗、10000乗、とかもっと大きくても良かったかもしれません。
では、あまりにも簡単すぎたので、下2桁の取り得る値としてみましょうか?
n≡{0,1,2,...,99} (mod 100)
n2≡{0,1,4,9,16,21,24,25,29,36,41,44,49,56,61,64,69,76,81,84,89,96} (mod 100)
n4≡{0,1,16,21,25,36,41,56,61,76,81,96} (mod 100)
n20≡{0,1,25,76}
最後の5乗をするまでもなく定まり、
0×0≡0 (mod 100)
1×1≡1 (mod 100)
25×25≡25 (mod 100)
76×76≡76 (mod 100)
答え、0、1、25、76
まぁ、手作業でやると時間がかかるので、こんな問題が出題されることはないだろうなぁ。
調子ぶっこいて、下3桁でやってみると、
0×0≡0 (mod 1000)
1×1≡1 (mod 1000)
376×376≡376 (mod 1000)
625×625≡625 (mod 1000)
更に調子ぶっこいて、下4桁でやってみると、
0×0≡0 (mod 10000)
1×1≡1 (mod 10000)
625×625≡625 (mod 10000)
9376×9376≡9376 (mod 10000)
なんかパターンみえてきたよー(厚切りジェイソン風)
以下、一の位が5と6の予想です。
90625×90625≡90625 (mod 100000)
9376×9376≡9376 (mod 100000)
890625×890625≡890625 (mod 1000000)
109376×109376≡109376 (mod 1000000)
2890625×2890625≡2890625 (mod 10000000)
7109376×7109376≡7109376 (mod 10000000)
12890625×12890625≡12890625 (mod 100000000)
87109376×87109376≡87109376 (mod 100000000)
212890625×212890625≡212890625 (mod 1000000000)
787109376×787109376≡787109376 (mod 1000000000)
82128906252≡8212890625 (mod 1010)
17871093762≡1787109376 (mod 1010)
スウガクー、カンタンかもしれないよー(厚切りジェイソン風)
なんか、本当にパターンが見えてきました。
5系をf(n)、6系をg(n)、nは下からn桁目という関数だとすると、
n=1のとき、f(n)+g(n)=11
n>1のとき、f(n)+g(n)=9
また、5系をF(n)、6系をG(n)、nは桁数という関数だとすると、
F(n)+G(n)=10n+1+1
という関係性もありそうです。
というわけで、これは別記事にして楽しもうかと思います。
問題
nが自然数全体を動く時、nの100乗の一の位が取り得る値を、すべて求めよ。
自然数全体とか、100乗とか、途方もない感じがしますが、どうなんでしょうか。
やってみます。
n100 = n2・2・5・5 = n2255
ブログでは、あんまりフォントサイズを変えないんだけど、見づらそうだったので、大きくしてみました。
どれも意味は同じです。
100乗したものの一の位なので、nは1桁でいいですね。
n≡{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9} (mod 10)
n2≡{0,1,4,5,6,9} (mod 10)
n4≡{0,1,5,6} (mod 10)
ここまで求めて、5乗する必要性がなくなりました。
0×0≡0 (mod 10)
1×1≡1 (mod 10)
5×5≡5 (mod 10)
6×6≡6 (mod 10)
つまり、これ以降、何乗しようが一の位は変動しません。
答え、0、1、5、6
//
拍子抜けするぐらい簡単な問題でした。
100乗と言わず、1000乗、10000乗、とかもっと大きくても良かったかもしれません。
では、あまりにも簡単すぎたので、下2桁の取り得る値としてみましょうか?
n≡{0,1,2,...,99} (mod 100)
n2≡{0,1,4,9,16,21,24,25,29,36,41,44,49,56,61,64,69,76,81,84,89,96} (mod 100)
n4≡{0,1,16,21,25,36,41,56,61,76,81,96} (mod 100)
n20≡{0,1,25,76}
最後の5乗をするまでもなく定まり、
0×0≡0 (mod 100)
1×1≡1 (mod 100)
25×25≡25 (mod 100)
76×76≡76 (mod 100)
答え、0、1、25、76
まぁ、手作業でやると時間がかかるので、こんな問題が出題されることはないだろうなぁ。
調子ぶっこいて、下3桁でやってみると、
0×0≡0 (mod 1000)
1×1≡1 (mod 1000)
376×376≡376 (mod 1000)
625×625≡625 (mod 1000)
更に調子ぶっこいて、下4桁でやってみると、
0×0≡0 (mod 10000)
1×1≡1 (mod 10000)
625×625≡625 (mod 10000)
9376×9376≡9376 (mod 10000)
なんかパターンみえてきたよー(厚切りジェイソン風)
以下、一の位が5と6の予想です。
90625×90625≡90625 (mod 100000)
9376×9376≡9376 (mod 100000)
890625×890625≡890625 (mod 1000000)
109376×109376≡109376 (mod 1000000)
2890625×2890625≡2890625 (mod 10000000)
7109376×7109376≡7109376 (mod 10000000)
12890625×12890625≡12890625 (mod 100000000)
87109376×87109376≡87109376 (mod 100000000)
212890625×212890625≡212890625 (mod 1000000000)
787109376×787109376≡787109376 (mod 1000000000)
82128906252≡8212890625 (mod 1010)
17871093762≡1787109376 (mod 1010)
スウガクー、カンタンかもしれないよー(厚切りジェイソン風)
なんか、本当にパターンが見えてきました。
5系をf(n)、6系をg(n)、nは下からn桁目という関数だとすると、
n=1のとき、f(n)+g(n)=11
n>1のとき、f(n)+g(n)=9
また、5系をF(n)、6系をG(n)、nは桁数という関数だとすると、
F(n)+G(n)=10n+1+1
という関係性もありそうです。
というわけで、これは別記事にして楽しもうかと思います。