ここまで、三角関数ネタを書いてきました。
そこで生まれた変換式など、有用そうなものをまとめておきます。
三倍角の公式から、カルダノの解法をつかって、という一連の流れを端折ってみる。
三分の一角の公式とでもしておきましょうか。
U、L、kの添字にsやcを付けていますが、混同しなければ、なくてもいいです。
ここまでの記事ではcosの方しか使ってこなかったので、sinの方も含めて検証してみたいと思う。
三分の一角として使えそうな、簡単なU/Lで検証しましょう。
まずは正弦(sin)。
次は余弦(cos)
この様に表にまとめようとすると、設定できない値というものが見えてくる。
sic3θ=U/L≒±0
cos3θ=U/L≒±1
また、最小角となるkの値が正弦では2、余弦では3、と異なる。
さて、三分の一角の公式のsinとcosからtanを求めてみようかと思うんだが、tanなら、分母のcosは≒0なのと,kがややこしい。
それとも、sin、cos同様に、
tan3θ = (3*tanθ-(tanθ)^3)/(1-3(tanθ)^2)
から、tanθ=の式に変形出来るとは思えないな。
さて、どうしたものか…
そこで生まれた変換式など、有用そうなものをまとめておきます。
三倍角の公式から、カルダノの解法をつかって、という一連の流れを端折ってみる。
三分の一角の公式とでもしておきましょうか。
U、L、kの添字にsやcを付けていますが、混同しなければ、なくてもいいです。
ここまでの記事ではcosの方しか使ってこなかったので、sinの方も含めて検証してみたいと思う。
三分の一角として使えそうな、簡単なU/Lで検証しましょう。
まずは正弦(sin)。
3θ | 3θ | U | L | U^2-L^2 | k | Value | θ | θ |
0˚ | 0 | 1 | -1 | 3 2 1 | 0.866025 0.000000 -0.866025 | 60˚ 0˚ 300˚ | 120˚ 180˚ 240˚ | |
30˚ | 1 | 2 | -3 | 3 2 1 | 0.766044 0.173648 -0.939693 | 50˚ 10˚ 290˚ | 130˚ 170˚ 250˚ | |
45˚ | √(2) | 2 | -2 | 3 2 1 | 0.707107 0.258819 -0.965926 | 45˚ 15˚ 285˚ | 135˚ 165˚ 255˚ | |
60˚ | √(3) | 2 | -1 | 3 2 1 | 0.642788 0.342020 -0.984808 | 40˚ 20˚ 280˚ | 140˚ 160˚ 260˚ | |
90˚ | 0 | 1 | 0 | 3 2 1 | 1.000000 1.000000 1.000000 | 90˚ 90˚ 90˚ | 90˚ 90˚ 90˚ |
次は余弦(cos)
cos3θ | U | L | U^2-L^2 | k | Value | θ | θ |
0˚ | 1 | 1 | 0 | 3 2 1 | 0.000000 0.000000 0.000000 | 0˚ 0˚ 0˚ | 0˚ 0˚ 0˚ |
30˚ | √(3) | 2 | -1 | 3 2 1 | 0.984808 -0.342020 -0.642788 | 10˚ 110˚ 130˚ | 350˚ 250˚ 230˚ |
45˚ | √(2) | 2 | -2 | 3 2 1 | 0.965926 -0.258819 -0.707107 | 15˚ 105˚ 135˚ | 345˚ 255˚ 225˚ |
60˚ | 1 | 2 | -3 | 3 2 1 | 0.939693 -0.173648 -0.984808 | 20˚ 100˚ 140˚ | 340˚ 260˚ 220˚ |
90˚ | 0 | 1 | -1 | 3 2 1 | 0.866025 0.000000 -0.866025 | 30˚ 90˚ 120˚ | 330˚ 270˚ 210˚ |
この様に表にまとめようとすると、設定できない値というものが見えてくる。
sic3θ=U/L≒±0
cos3θ=U/L≒±1
また、最小角となるkの値が正弦では2、余弦では3、と異なる。
さて、三分の一角の公式のsinとcosからtanを求めてみようかと思うんだが、tanなら、分母のcosは≒0なのと,kがややこしい。
それとも、sin、cos同様に、
tan3θ = (3*tanθ-(tanθ)^3)/(1-3(tanθ)^2)
から、tanθ=の式に変形出来るとは思えないな。
さて、どうしたものか…