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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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今日はミルクキャラメルの日

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ただのキャラメルではなくて、ミルクキャラメル限定なのね。

キャラメル、カラメル、カルメラ、語源は同じというか、もともとはまったく同じものを指しているはずである。

ただ、キャラメルだと箱に入った市販されたものを思い浮かべ
カラメルだと砂糖から作った自家製ないし市販のプリンの上に乗ったソースを思い浮かべ
カルメラだとカルメ焼きを思い浮かべてしまう。

日本語が持つイメージなのか、他言語でも同じなのか解らないが、呼び名が違うとイメージも変わってくる。

つまりは、名は体を表すってことなんでしょう。


これの決定的なもので、マーガレットがある。

皆さん、マーガレットと聞くと何を思い出しますか?

・花
・少女漫画雑誌
・王女様

おそらくこの3つで9割9分を占めることでしょう。

では、語源も同じだが、国が異なり、言語が異なるとどうでしょう。

イタリア語のマルゲリータは、ピザを、

スペイン語のマルガリータは、カクテルを、

フランス語のマルグリットは、ミュージカルを、

それぞれ思い浮かべたのではないでしょうか?


おそらくは、それぞれの国では、女性の名前や花の名前として一般的なものであって、ピザは王妃の名前を、カクテルは塩を舐めて酒を呑むガールフレンドの名前が由来だったりします。

そんな由来を知らずに、そのものの名前として定着してしまったということです。

一度定着してしまうと、変更することは難しいでしょうね。

まぁ、それぞれ若干の文字の違いがあるから、使い分けることは容易ではあります。

もし、これらがマーガレットという一つの単語だったりしたら、それこそ混乱の元となるでしょうね。

そのような混乱を避ける手立てとして、ピザのマーガレットとか、カクテルのマーガレットとか、ミュージカルのマーガレットとか、ジャンルを指定しなければならなくなることでしょう。

なんか、言語の微妙は発音の違いが、上手く機能している例ですね。


同じような例として、モバイルも上げます。

今でこそ、モバイルといえば小型の携帯端末を表しますね。

私が、インターネット創生期の1995年ごろ、丁度ネットワークOSの老舗外資系企業で電話サポートをしていまして、mobileという単語を、どの様に日本語で発音してお客様とやり取りするかという議論になったことを覚えています。

モービルでは、モービル石油やスノーモービルという名前が既にあったことで、車や乗り物をイメージが定着していました。

長音の無いモビルにおいても、ガンダムのモビルスーツとして定着していました。

モビールでも、インテリアの天井からぶら下げる複数の天秤が連なったような動く飾り物として、イメージが定着していました。

つまり、動くものとしてmobileが使わている。(モービル石油はmobilです)

移動体通信端末も、動くという意味でmobileが使われているのだが、混乱や誤解を避けるため、上記の読みは使いたくなかったわけです。

そんなこんなでモバイルという読みがいつの間にか定着して行きました。

渦中にいた私としては、面白い経験が出来たと思っています。


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