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今日はかえるの日

かえるのキャラクターで一番に思い出すのは?

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なんで6月6日がかえるの日なんだろう。

もしや、あの絵描き歌か?
棒がいっぽんあったとさ
葉っぱかな?
葉っぱじゃないよ、かえるだよ
かえるじゃないよ、あひるだよ
六月ろくがつ六日むいかに雨がザーザー降ってきて
三角定規にヒビって
アンパンふたつ、マメみっつ、
コッペパンふたつくださいな
あっというまに、かわいいコックさん
確かに、かえるが登場するし、6月6日だな。


この絵描き歌には、幾つか数詞、助数詞が登場するので、それらに付いて書いてみよう。


アンパンふたつ、マメみっつ、コッペパンふたつくださいな

1ひとつ
2ふたつ
3みっつ
4よっつ
5いつつ
6むっつ
7ななつ
8やっつ
9ここのつ
10とお

物の個数を数えるときに使う古典的な数詞ではあるが、現代においても普通に使われる。

「つ」が助数詞なのかな?
10以降登場せず、11以降は現代の数詞で、あえて助数詞を付けるならば、数詞+個となるだろうか。



六月六日に雨がザーザー降ってきて

1日ついたち11日じゅういちにち21日にじゅういちにち31日さんじゅういちにち
2日ふつか12日じゅうににち22日にじゅうににち

3日みっか13日じゅうさんにち23日にじゅうさんにち

4日よっか14日じゅうよっか24日にじゅうよっか

5日いつか15日じゅうごにち25日にじゅうごにち

6日むいか16日じゅうろくにち26日にじゅうろくにち

7日なのか17日じゅうしちにち27日にじゅうしちにち

8日ようか18日じゅうはちにち28日にじゅうはちにち

9日ここのか19日じゅうくにち29日にじゅうくにち

10日とおか20日はつか30日さんじゅうにち


ひとつきが、32日以上あることはないのだが、日数としては何日でも可能なわけで、当然32以降も続くことになる。

ついたちは、漢字で書くと朔であり、新月と同じ意味があり、11日、21日、31日が、~ついたちと成らないことは明白である。

また、30日を晦日(みそか)とすることもできるのだが、これは旧暦において、月の最終日を表している。

現代では12月31日を大晦日(おおみそか)と使うことでは残ってはいるが、12月以外で晦日を使うことは無くなっている。



棒が一本あったとさ

棒のような長いものの助数詞として、本(ほん/ぽん/ぼん)というものを使う。
漢字では本なのだが、ブック(book)に対して本を使うことはない。

1本いっぽ
11本じゅういっぽ21本にじゅういっぽ31日さんじゅういっぽ
2本にほん
12本じゅうにほん22本にじゅうにほん

3本さん
13本じゅうさん23本にじゅうさん100本
ひゃっぽ
4本よんほん
14本じゅうよんほん24本にじゅうよんほん200本
にひゃっぽん
5本ごほん
15本じゅうごほん25本にじゅうごほん300本
さんびゃっぽん
6本ろっぽ
16本じゅうろっぽ26本にじゅうろっぽ600本
ろっぴゃっぽ
7本ななほん
17本じゅうななほん27本にじゅうななほん800本
はっぴゃっぽ
8本はっぽ
18本じゅうはっぽ28本にじゅうはっぽ1000本
(いっ)せん
9本きゅうほん
19本じゅうきゅうほん29本にじゅうきゅうほん10000本
いちまん
10本
じっぽん
20本じっぽ
30本さんじっぽ


この表をみてわかるように、助数詞に本という漢字を使いながらも、読みが、ほん、ぽん、ぼん、の3通りある。

また、数詞自体の読み1、6、8、10については、二文字目が促音に変化しているところも難しいところではある。



マイルールなのかもしれないが、わざわざアラビア数字で書かれたものに対しては、古典的な読み方を用いないことにしている。

どういうことかというと、十八番を「おはこ」と読んでもよいが、18番は「おはこ」とは読まずに「じゅうはちばん」ということである。

とは言っても、20歳を「はたち」と読んでいたりするので、なんともいい加減なマイルールでもある。

というわけで、上記表において、便宜上アラビア数字を使っていますが、そのへんはご了承ください。


さて、これらの表をあえて、歌詞の登場順にしなかったのかというと、日本という漢字のそれぞれが、助数詞として登場しているということを、前振りしたかったからです。


日本という漢字を、ニホンと読んだり、ニッポンと読んだりする。

どちらを使わなければいけないといった公的なルールが存在するのかもしれないが、わたしはそのへんはよく解かっていない。


日本をニホンやニッポンと呼ぶ外国人も増えてきている。

Japan、つまりジャパンという呼ばれ方は、マルコポーロの東方見聞録などにでてくるジパングからの派生および変化の可能性がありそうだと誰でも予想できる。

それが正しいかは別問題ですよ。

マルコポーロはヴェネツィア共和国の商人であり、日本には訪れておらず、どこかの国が日本という国をジパングに近い呼び方をしていたのを聞いたのだろう。

そう呼んでいたのは、おそらく当時の中国大陸の漢字文化圏の人々でしょうね。

つまり、ジパングは当時の中国読みなのだろう。

現代の中国語の標準語で日本は「リーベン」、「イーベン」といったような読みになるらしい。

本日という熟語を、ホンジツと読むように、日にはジツという音読みが存在する。

音読みとは、言わば中国大陸から来た読みであり、その時々の中国大陸での漢字の読み方が、交流する度に新たな読みであれば、前の読みを削除せずに追加していったことが、現代において一つの漢字に複数の音読みが存在することになる。

何が言いたいかというと、中国大陸のどこかには、ジツに近い発音が残っているのではないだろうかということ。

例えば、日本国という漢字の読みを、現代の中国大陸の人に読んでもらった音源をネットで見つけたので、日本人の私が聞き取れる範囲でカタカナに起こしてみる。

客家語(はっかご)では、「ニッポンキェ」
晋語(しんご)では、「ニィープォングォ」
閩南語(びんなんご)では、「ニップングォ」
広東語(かんとんご)では、「ヤッポングォ」
呉語(ごご)では、「ゼェーパングァイ」

中国大陸は広いから、方言の幅も広いですね。

マルコポーロにはジパングと聞き取れたのか、当時のヨーロッパの言語に書き記したものを、現代の日本人がジパングと読んでいるわけである。

ロシア語やモンゴル語で日本は「ヤポン」に近いから、広東語に近いとも言える。

地理的にみると、広東省とロシアやモンゴルは南と北で、寧ろ離れているのに不思議である。

異国間での伝言ゲームのルートの違いによるものなのだろうか。

東方見聞録(1298年)が書かれたころ、日本は鎌倉時代である。

日本国を認識している国は、既に自国の文字で日本国を表わすものが存在し、その読みも当然存在する。

漢字文化圏であれば、その日本国という漢字を自国読みすればよいだけである。

その発音を聞いたマルコポーロは、私がカタカナに起こしたかのように、自国の文字に起こすわけですよね。

今風な言葉で言えば、耳コピして、文字起こしです。

そのアルファベットから、欧州の国々は、その文字を自国の文字に置き換えていき、その文字から新たな読みが派生する。

耳コピや、文字起こしが、隣接する国々で伝言ゲームされたとするならば、

漢字文化圏⇒キリル文字文化圏⇒アルファベット文化圏

というように中国大陸からヨーロッパへ行ったと考えられる。

マルコポーロの東方見聞録のようなものがあると、一旦自国に持ち帰ってから、そこからの広がりということになり、

漢字文化圏⇒アルファベット文化圏⇒キリル文字文化圏

のように、順番が入れわかることもあるんだろう。

なんか歴史ミステリーというか、700年前を想像するわけですよね。

当然、私が生まれる前の話なので、振り返るという表現はあまり正しくはないのだが、かえるの日なので、時代を振り返ったということで。

おあとがよろしいようで?



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