日曜日の秘密基地の名物コーナーである秘密キッチの穴。
番組自体は2000年10月8日から2008年3月30日までの382回の放送で、約800の穴が開けられましたが、未解決の穴が多々あり、その穴はラジオを通じて、リスナーに新たな穴として刻み込んでしまった可能性を捨てきれない。
寿司屋の湯呑み物語
およそ20年ものの穴です。第255回(2005年10月9日?)放送時に開けられた穴です。
両親と一緒にお寿司屋さんに行った時、変わった湯呑みを見ました。
その湯呑みには、魚の名前の羅列ではなく、魚の名前を上手く繋げた一つの話しが書かれていました。
殆どの部分を忘れてしまいましたが、魚編に春と書く鰆(さわら)を使った、「鰆ぬ神にたたりなし」という一文だけ覚えています。
鰆の他に、この湯呑みの話しにはどんな魚が出てきたのでしょうか?
ご存知の方は教えて下さい。
伊集院光は「鮎(あゆ)して鯉(こい)して鱚(キス)をして」という一文があった事を力説している。
3週後の第258回(2005年10月30日?)の放送時に、サードメン髙橋がリポーターとなって、解決に導こうとする。
情報1
23年前の修学旅行で九州に行った時、バスガイドさんから魚が散りばめられている文章から魚を見つけ出すクイズを出された記憶があります。世の中には、魚の名前の入った文章はあるという例です。
確か、23種くらいの魚が入っていて、ホウボウやカレイも入っていたような気がします。
僕の記憶が確かならば、その車中クイズで私は1位になり、バスガイドさんから表彰されました。
もしかすると、穴の湯呑みに書かれていたのも、同じ文章だったのかもしれません。
情報2
穴の件とはあまり関係ないかもしれませんが、73歳になる私のおじいちゃんは、「サワラらぬ神にタタミイワシ」とよく言います。湯呑みの一部に入ってる可能性はあるかも。
この湯呑みの分相も、昔のダジャレを集めたものなのではないでしょうか?
情報3
泉鏡花の「木の子説法」という作品に、魚のダジャレが続く文章があったと思います。魚説法という狂言の一部のようです。
魚つながりということで、この文章を転載したのではないでしょうか?
「ハモあみだぶつ、ハモほとけと、唱うならば、フナらく世界に生まれ、コチへコチへと請ざれ、…」
情報4
僕の父親が持っている湯呑みに、魚のダジャレが書いてあります。情報5
その全文書いておきます。
「サカナはマグロか、マスマスアジよ、フカくアユしてコイしたら、サメないうちにハヤくキススルメ、おとこブリだよ、シャチカツオカズノコばかり、ボラないで、サワラぬフグにみはアンコウ、タコタコアワビで、さきはめでタイ」
20数年前の話しです。情報6
小学生のころ、近所にあったお寿司屋さんの湯呑みにも、魚の名前を使った洒落のようなものが書いてありました。
「アユとコイとがキスをして、フグニシンしてしまい、…」
こんな出だしだったのですが、ここから先は覚えていません。
そして、そのお寿司屋さんですが、現在は別のお店になっています。
今思い出すと、自分はなぜ小学生のくせにこんな文章を必死に暗記していたの疑問です。
私もこの湯呑みを見た覚えがあります。ついに、店名の情報が寄せられる。
確か、「サメザメとなき」という部分があったと思います。
何軒かのお寿司屋さんで見たことがあったのですが、最近は見ていません。
情報7
この文章が書かれた湯呑みを、近所に出来たチェーン展開している回転寿司屋さん「元禄寿司」で貰った記憶があります。元禄寿司の名前が変わって、平禄寿司となっている。
しかし、十年以上前のことなので、この湯呑みもなくしてしまい、文章も覚えていません。
今は、元禄寿司はもうなくなってしまい、新しい回転寿司のお店になっています。
元禄寿司の会社に聞けばなにかわかるのではないでしょうか?
平禄寿司でも今は使っていなく、社内にも残っていない。
情報8
先日、大宮のそごうの中の「すし波奈」というお寿司屋さんに行ったのですが、この湯呑みが今でも使われていました。湯呑みの全文
写真をお送ります。
「アユとコイとでキスをして、フカい仲となり、フグニシンしてしまい、アユのカレイはサメザメと泣き、コイの旦那ひとことモンコイワシしてもらおうと、ブリブリおこる、コチはそれみて、タイしたことないとヒラメ顔タラ、サワラぬかみにたたりなし、ホッケといいそれからハヤくも月日がながれ、なんのサヨリもないままに、サケのスズキなカレイ、マスマスやけサケをフカのようにのみ、タコのごとくマグロくなり、コノシロもハゼもあの世ゆきとなり一件落着、サバサバとしてめでタイおわりとなる、ああ面白い寿司の味」解決となった。
ここから再考。
穴自体では、元禄寿司かどうか解かっていないし、鰆があったとだけである。
伊集院光の「アユしてコイしてキスをして」に近い文章から始まることや、他の情報の文章も含まれていることで、解決で良いとは思う。
しかし、元禄寿司の湯呑みの物語は解明されていないことが私の穴として残ってしまったのだろう。
そして、月日は流れ、この記憶が私に蘇り、ふと手元の湯呑みを確認する。
元禄寿司の文字と、物語がある。
全文を掲載する。
久し私なりに解釈してみる。鰤 のご鯛 面鱶 鮭 飲んで鰆 いで鯵 な鮠 しに鰰 あげて鱒々 旨い鮭 の鯵 鰕 す鮪 と飲み歩き
好きな穴子 に鯉 かけて鱚 して鰆 んと鮃 打ち鰈 鯉 やり鯛 しほう鯛 鯵 くに鯔 れて鰒 れっ面鰰 まいった鱶 り連れ
後に鯵 わう元禄の鯵 わい鱶 い鮨 の鯵
久しぶりのご対面これで私の穴も解決したのだが、…
深酒飲んで騒いで
味な囃子に旗あげて
増々旨い酒の味
恵比寿、目黒と飲み歩き
好きなおなごに 声かけて
キスして触ろうと、平手打ち
かれこれやりたいしほうだい
挙句にボラれてふくれっ面
はたはた参った二人連れ
後に味わう元禄の
味わい深い鮨の味
2005年放送で、20年ものの穴ということは、1985年(昭和60年)前後の穴であろう。
すし波奈の波奈グループを経営する早野商事株式会社の沿革、
旧・元禄寿司である平禄寿司を経営するジー・テイストの沿革、
どちらも1985年の頃には寿司屋はやっているので、穴の時期としては全く問題はない。
穴の投稿者さんが、当時どの地域にお住いで、どんな寿司屋に入ったのかまでは、こちらでは解らないので、これ以上の捜査は難しい。
というわけで、秘密キッチの穴というブログテーマを作ったので、現在のインターネットの力を使って解決していこうかな。
PS: 文字起こしは面倒だねぇ。