神社に参拝に行きました。
元日ということもあって、かなりの長蛇の列に並ぶこととなる。
後ろの方の会話が聞こえてきた。
狛犬の台座に、中子氏ってあるけど、なんて読むんだろう。
暇だった私の頭の中では、
中:ちゅう、じゅう、なか、うち、あたる
子:し、じ、す、ず、こ、ご、ね
氏:し、じ、うじ
と考えたら、5×7×3=105通りも読みが考えられてしまうな。
でも、そもそもが間違ってるぞ。
まぁ、なぜ間違えたかというのも解らなくもない。
1) 現代人は、左から右へと文字を書く。
2) 氏は氏名のあとに添える敬称である。
それは、中子氏じゃなくて、氏子中。
つまり、右から左へと文字を書いてあるんだよね。
その文字の上に、見た目は「献奉」ってあったでしょう。
奉献って、謹んで献上するってことだよね。
神社のいろいろなところに、奉献の文字はあって、縦書きのものも見受けられる。
奉献が右から左へと書かれていたのであれば、他の文字も同様だと気がつくだろう。
さて、氏子中はなんと読むのかというと、「うじこじゅう」である。
意味は、同じ氏神様(うじがみさま)を祀る人々のことである。
さてさて、氏神様というワードが出てきたので、鎮守様ないし鎮守神、産土神(うぶすながみ)、地主神(とこぬしのかみ)について書いてみようかと思う。
現代において、氏神様、鎮守神、産土神、地主神は、一括りに扱われているが、厳密には異なる神様である。
異なると書いたが、産土神と地主神は同じ神、とは言っても一つの神様ではなく複数の神様、その土地にもともといる神様の総称。
鎮守神は、その土地に建物を建てたりする上で、災いや祟られないようにと祀られた神様。
氏神様は、豪族の先祖神で、その血族が代々祀っている神様。
ややこしいかもしれないが、私はこのように解釈している。
つまり、本来の意味であれば、氏子中は、その豪族の血族を指すのだが、氏神様=鎮守神と考えられている現代においては、その神社が受け持つ土地の人々となる。
さて、我が大泉学園には、北野神社、諏訪神社、氷川神社と鎮守社がある。
どこに参拝するかは、過去記事の♪村の鎮守の神様の…を参照されたし。
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中子氏?
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