このデジタル情報化社会において、漢字が見つからないなんてことが多々ある。
いろいろな漢字の検索サイトが存在するのだが、それぞれ特徴があって面白い。
検索サイトを紹介してもよいのだが、今回は趣向を変えて、どうにかして表現する方法を確立するということに重きをおく。
例えば、山偏に寺という漢字を探したい場合、
山 寺 漢字
をキーワードにググれば
峙
を見つけることが出来るだろう。
熟語に詳しい方であれば、「たいじ」で変換して、「対峙」を出すこともできますね。
では、山冠に寺ではどうだろうか?
はい、見つかりません。
嵵
惜しいですねw。
ないものをどうにかしてテキストオンリーで表記しなければならない。
そこで登場するのが漢字構成記述文字である。
⿰⿲⿱⿳⿴⿵⿶⿷⿹⿺⿻
この11文字です。
使い方は簡単。
左から右、上から下、外から内、という順番で並べるだけです。
峙 → ⿰山寺
? → ⿱山寺
例えば、寺という漢字すら知らなかったとしても、
峙 → ⿰山⿱土寸
? → ⿳山土寸
のように表記することもできます。
この表記方法にも弱点がないわけではない。
1) 複雑になればなるほど、文字数が増えてしまう。
2) 漢字の部位だけの漢字を結局検索しなければならない。
まぁ、そういうことなんだけど、偏(へん)、旁(つくり)、冠(かんむり)、脚(あし)、構(かまえ)、垂(たれ)、繞(にょう)などを使って表現するのも面倒であるし、冗長でもあるし、何かしらの統一性が欲しいところでもある。
また、先の記事でフォントによる字形の違いなど、そういった表現の違いにも対処出来たりする。
さてさて、重きを置くといっておきながら、漢字の検索サイトも紹介しておく。
漢字林
部首での検索はもとより、非部首でも漢字として存在してれば検索できるのと、別字体なども合わせて表記してくれるすぐれもの。
字源 -jigen.net-
部品、読み、画数など様々なもので絞り込みが可能。
出力には漢字構成記述文字を使用している。
CHISE IDS 漢字検索
漢字構成記述文字も含めた部品検索が可能。
こんなところかな。