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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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アスペクト比と解像度

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一昨晩のラジオで、画面の大きさの話題になったので、ちょっと記録がてら書いておく。


テレビやパソコンのディスプレイ(モニターともいう)の大きさを何インチという表現をする。

インチとは欧米で使われる長さの単位で、日本でも耳にすることはあるだろう。

1インチ=2.54cm

です。


さて、画面という平面の面積を、なぜ長さの単位であるインチを使って表わすのだろうか?

それについては私も知りませんが、長方形の対角線の長さであることは知っています。


ここで、タイトルのアスペクト比という情報が必要になってきます。

アスペクト比とは、漢字にするならば横縦比である。


テレビが登場したばかりのころ、ブラウン管のアスペクト比は3:2でした。

パソコンが普及し始めたころ、モニターのアスペクト比は4:3でした。

最近のワイドモニターのアスペクト比は16:9ですね。


これらのアスペクト比から、対角線の長さを求めることが出来ます。


中学で習ったピタゴラスの定理(三平方の定理)を使います。

3:2:√(3^2+2^2)=√13≒3.6
4:3:5
16:9:√(16^2+9^2)=√337≒18.36

インチ→センチ換算すると、

3:2型 横=インチx2.113cm、縦=インチx1.409cm
4:3型 横=インチx2.032cm、縦=インチx1.524cm
16:9型 横=インチx2.214cm、縦=インチx1.245cm

といったところだろうか。


さて、4Kだとか8Kだとか16Kだとか、テレビの解像度の話がありますよね。

Kはキロという単位で、SI単位系では1000を表しますが、コンピュータなどのデジタルの世界では2^10=1024=Kというちょっと紛らわしいかもしれませんが、ちょっとした大きさの違いがあります。

DOS/Vパソコンが普及し始めたころのモニターは、CGA 320x240、VGA 640x480、SVGA 800x600、XGA 1024x768のように4:3でした。

今時のパソコンのモニターはワイドモニターで、高詳細化ですので、WSVGA 1024x576、Full HD 1920x1080のように16:9ですね。

このFull HDの1920x1080の横幅をざっくりと2Kと考え、4K 3840x2160、8K 7680x4320、16K 15360x8640ということになります。

かなりアバウトですよね。


さて、唐突ですが、DVDという録画メディアは、720x480という解像度で、アスペクト比3:2ですね。

これを4:3のときは640x480、16:9のときは853x480に変換して表示します。

Blu-rayは、1920x1080の2Kですね。

つまり、4Kや8Kや16Kに相当するファイルフォーマットは存在するんだろうけど、Blu-ray以上の記録メディアが必要になってくるんだろうね。

2020東京オリンピックまでに間に合うのかなぁ。


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