最近のインターネットユーザ、特にブログをかいている人など、HTMLの構文の基礎的なところを知らずに利用している人が多い。
これはある意味、誰でも難しいところを知らずしてブログを書けるということであり、一般的に良いことなのだろう。
さて、ブログが流行る前は、俗に言うホームページを持って、自分の書きたいことを書いていた。
私は仕事柄、インターネット創生期に、外資系のネットワークOSの会社に出向していたこともあってか、HTMLの構文は手入力して覚えた口である。
古くウィンドウズ以前は、テキストファイルを開いて、編集できることこそが基礎中の基礎であったが、現在のブログに置き換えると、アメブロなどで提供されるツールを使い、画像や装飾などを行えるので、基礎的な部分すら知る必要もない。
しかし、いざ自分の考えた通りの表示や挙動をしなかった場合、解る人に聞くか、ネットで調べるかする他ない。
いや、今はネットで検索できるだけ昔よりは探しやすいかもしれない。
ただ、探すにしても、その探すためのワードが解らないってこともあるかもしれない。
昔は書籍を漁るか、自身でトライアンドエラーを繰り返して、納得のいく解決策を探ったりもした。
だからと言って、今の人たちのニーズを無視することはできないし、裾野が広がらなければ廃れてしまうのも事実である。
んで、HTML構文の基礎中の基礎である。
まず、HTMLというのはタグを記述する言語である。
タグ(tag)とはなにかというと、直訳するならば、荷札や付箋といったところだろうか。
いろいろなタグがあって、そのタグを使い分けて、画像を貼ったり、文字を修飾したり、いろいろなことをします。
まず、HTMLの一番大元の構造的な話をすると、
<html>
<head>~</head>
<body>~</body>
</html>
というものがあり、これ以外のタグや記事のタイトルや内容は<head>~</head>か、<body>~</body>のどちらかに記述されます。
次に、タグの記述の仕方という切り口では、
1) 一つのタグで完結するもの
2) 二つのタグで挟むもの
があります。
例えば、ひとつのタグで完結しているものとして、ブログなどでよく使われるものに改行タグがあります。
<br>や<br />と記述されるものです。
また、画像を表示するための<img>タグもそうですね。
二つのタグで挟むものは、<head>や<body>と同様で、
<hogehoge>~</hogehoge>
というように、開いたら必ず閉じなければいけません。
だからといって、無闇矢鱈と開け閉めすればいいというわけではなくて、
<hoge>~<chome>~</hoge>~</chome>
なんてことをしてしまうと、ブラウザは悩んでしまうことでしょう。
簡単に言えば、箱の中に箱を入れるって感じです。
これをネスティング(入れ子構造)といい、プログラミング言語なども同じような構造を持つものも多くあります。
次に、タグのなかでの設定です。
例えば、<a>タグには、
href="URL"
とするとは思いますが、これ以外にも
title="タイトル"
とか、様々なオプションパラメータがあり、これらの記述はスペースで区切られて区別されます。
<a href="URL" title="タイトル">~</a>
こんな感じですね。
これくらいが基礎中の基礎です。
もう一つ知っておいて欲しいのが、最近の傾向として、修飾はCSS(スタイルシート)を使うということです。
スタイルシートも、
<style type="css/text">~</style>
というタグで一括で記述したり、
<hogehoge style="~">
のようにstyleオプションで個別に設定したりということになります。
これでHTML構文の基礎中の基礎はお分かりいただけましたでしょうか?
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HTMLの基礎の基礎
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