午後のひとときに、図形問題を解いてみる。
図のように、底辺をx、2斜辺をyとする二等辺角形2つが円と接している。
y2 x2 | を求めよ。 |
シンキングタ~イム
当然、補助線を引くのですが、まぁ、交点同士を結ぶというのが鉄則ですね。
最低限必要なところを赤線で結んでみました。
円に内接しているので、円周角の定理を使うのだろうという推測です。
CFに着目すると、∠CBF=∠CDFであることは、円周角の定理より解ります。
すると、⊿ABCと⊿DEFは、BC//EFに限らず、AB//DE、AC//DFであるから、
∠CBF=∠EFB、∠CDF=∠DCE、∠BCE=∠FEC、それぞれ錯角なので、等しいことが解ります。
四角形EBCFに着目すると、平行四辺形であることから、
GE=GC= | y 4 |
である。
⊿HFD∽⊿HEC
より、
CE:DF=EH:FH=1:2
よって、
HF= | 2x 3 |
である
また、
⊿HFD∽⊿GED
より、
HF:FD= | 2x 3 | :y=2x:3y |
GE:EF= | y 4 | :x=y:4x |
2x:3y=y:4x
3y2=8x2
y2 x2 | = | 8 3 |
答え | 8 3 |
中学生レベルの図形問題でしたね。
円が出てくると、円の中心と他の交点と結びたくなりますが、今回の問題は円の中心は一切出てこず、答えが求まりました。
また、ピタゴラスの定理が一つも出てきませんでした。
もし、円の半径を求めるということならば、必要になってくるでしょうね。
この図をプログラミングで描けていることからも、求まることは解るかと思います。
簡単に言えば、BCの垂直二等分線と、CFの垂直二等分線との交点が、円の中心であるから、x-y座標で考えて、どこかの点を原点として、連立方程式を解けば良いだろう。
図からも解るが、CFの中点を原点と置くのが楽そうではある。
こうやって、一つの問題から、新たな疑問を持って、それを解くということをやっていくのもありだろう。
ではでは