午後のひとときに、数学の問題を解いてみる。
1辺が10cmの4つの正方形が図のようになっている。
色付きの部分の面積を求めよ。
シンキングタ~イム
昨日に続いて、またテトリスのピースの問題です。
ご多分に漏れず、補助線を引いてみましょう。
まずは、イメージとして、点Eを中心として半径20の円を描くと、三角形CEPは正三角形であることが解ります。
つまり、内角は等しく60˚、辺の長さは等しく20cmということです。
同様に、点Aを中心として半径20の円を描くと、三角形ACQは正三角形であることが解ります。
これらを踏まえて、
このように補助線を引くと、
∠PCE=60˚、∠ACQ=60˚、∠ACE=90˚より、
∠ACP=∠PCQ=∠PCE=30˚
ということが解ります。
また、弧AEは、点Cを中心とする半径20cmの円弧なので、
CA=CP=CQ=CE=20cm
ということも解ります。
よって、
⊿ACP≡⊿PCQ≡⊿QCE
となります。
それぞれの点Cを頂点とする二等辺三角形の面積は、
三角形QCEで考えると、
底辺が20cm、高さが10cmなので、
20×10÷2=100
100cm2
ということです。
五角形CDQPBに着目すると、
色付きの部分は、そこから直角二等辺三角形CDBを引いたものであることが解ります。
直角二等辺三角形CDBの面積は、底辺が10cm、高さが10なので、
10×10÷2=50
50cm2
ということです。
また、三角形PCQは五角形CDQPBに内包されていることも解り、残すは三角形CPBと三角形CDQとなります。
三角形CPB、三角形CDQは、それぞれ底辺が10cm、高さが10cmの三角形なので、
10×10÷2=50
50cm2
ということです。
よって、色付きの部分の面積は、
五角形CDQPB-三角形CDB=(三角形CPQ+三角形CPB+三角形CDQ)-三角形CDB
=(100+50+50)-50
=150
答え 150cm2
例えば、五角形CEQPAに着目して、3つの面積100cm2二等辺三角形から、3つの面積50の三角形を引くと考えても良いでしょう。
3×100-3×50=300-150=150
一見すると中学生くらいの問題に見せかけて、小学生の算数レベルの問題でしたね。
ではでは