コルカタ編です。
七面鳥の名前でたらい回しで、コルカタに辿り着く。
オランダ語(kalkoen)
デンマーク語(kalkun)
ノルウェー語(kalkun)
スウェーデン語(kalkon)
フィンランド語(kalkkuna)
パピアメント語(kalakuna)
インドネシア語(kalkun)
アイスランド語(kalkúnn)
リトアニア語(kalakutas)
シンハラ語(කළුකුමා / kalukuma)
ウズベク語(kurka)
スンダ語(kalkun)
ルーマニア語(curcan)
などを見つけることができます。
これらの語源は、kalkoensch haan、コルカタの雄鶏からと思われる。
コルカタとは、インドの西ベンガル州の州都です。
日本では、以前は英語読みのカルカッタ(Calcutta)と呼んでいましたが、現在では現地のベンガル語に習ってコルカタと呼ぶようになりました。
実は、日本語では七面鳥の別称として、唐国鳥/唐君鳥というものがあり、字面を見ると唐の国、つまり中国を思い浮かべてしまうが、読みはカラクンチョウで、オランダ語のkalkoenが語源となっている。
日本では仏教が広がるに連れ、獣肉が敬遠されていましたので、七面鳥は馴染みがありませんが、茶道における炉用の羽箒(はねぼうき)として七面鳥の羽を使っているものがあり、それを唐国鳥と呼んでいます。
北ヨーロッパや西ヨーロッパの言語の多くで、七面鳥をコルカタと呼ぶようですが、何か理由があるのでしょうか。
1690年 イギリス東インド会社がカルカッタに商館を開設。
といった歴史を学んだことでしょう。
おそらく、ここからカルカッタの地名がヨーロッパに広まったのでしょう。
さて、コルカタでは、ベンガル語が公用語となっております。
ベンガル語を公用語とするのは、インドのベンガル州、トリプラ州、バングラデシュが該当します。
これは、1947年にインドとパキスタン(現在のバングラデシュ)が分離独立したことで、インド側が西ベンガル、パキスタンが東ベンガルとなりました。
ベンガル語で七面鳥はতুরস্ক(Turaska)。
ということで、次の目的地はトルコになります。
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