午後のひとときに、面白い問題を出題してみる。
問題
とあるペンキ屋を経営する真面目なペンキ職人Aに、塀のペンキ塗りの仕事が入った。
Aの真面目さは、1日の作業ペースが一定で崩れないところに現れている。
早速Aが仕事に入ると、最初の5日間で塀全体の60%を塗り終え、
引き続き3日と2時間ですべて塗り終えた。
代金からペンキ代や交通費などの雑費を差し引くと、Aの手元には97000円が残った。
Aの時給を求めよ。
シンキングタイム
さて、皆さん解けたでしょうか。
1日は24時間だから、トータル何時間働いたかを計算すると、
(5+3)×24+2=194
と、トータル194時間働いたことになります。
97000÷194=500
答え 時給500円
としてしまった人、
ブラック企業やブラックバイトでお仕事をされているのでしょうか。
1日24時間働くなんて、食事の時間もあるし、睡眠時間もあるので、考えにくいですよね。
1日n時間働いたとして、比で表すと、
5n:3n+2=6:4
5n×4=(3n+2)×6
20n=18n+12
20n-18n=12
2n=12
n=6
ということで、1日6時間働いたことが解ります。
(5+3)×6+2=50
と、トータル50時間働いていたことがになります。
97000÷50=1940
答え 時給1940円
随分前にこのブログで書いたことがある問題を、ちょっと改変して出題してみました。
時給500円と時給1940円では雲泥の差ですよね。
ではでは