スカイプのエモーティコン(絵文字)で気になったものがあった。
指をクロスして幸運を祈る
(yn)
である。
このポーズはアメリカのキリスト教文化圏のハンドサインで、まぁ、その通りの意味なんでしょう。
しかし、日本の我々アラフォー世代には、全く別の意味のハンドサインである。
幼少期にやったあれですよ、あれ。
そうです、えんがちょです。
汚いものと縁を切る、縁を断つ、ポーズですから、裏を返せば幸運を呼ぶサインなのかもしれないが、どちらかというと、仲間はずれにする意味合いのほうが強いと思う。
ところで、エモーティコンは、このポップアップから選んでも良いのですが、エイリアスでもよい。
(yn)
この yn にはどういった意味があるのだろうか。
このエモーティコンになる他のエイリアスは、
(crossedfingers)
(fingerscrossed)
(fingers)
とあるが、いずれからも yn を連想出来ない。
つまり (yn) は、エモーティコンをそのものを指す顔文字と考えるのがよいのだろう。
yがクロスした指、nが笑っている目ということなのである。
これが正解なんだろうけど、先のえんがちょがあるわけで、えんがちょ → yengacho → yn なんてのは考えすぎですよねw。
ここから解ることは、グローバル社会だからといって、各国の文化を正しく理解していなければ、良かれと思った行為も裏目に出ることが多分にあるということなんですよ。
スカイプはアメリカ産のソフトウェアですから、こういったコミュニケーションの部分はアメリカのものが組み込まれているが、日本人が使ったらどうなるのかというところまでは考えが及んでいないということでもある。
これは、別にアメリカと日本だけに言えることではなく、何気なく日本人がするピースサインも、本来の意味はVサインであり、Victory(勝利)のハンドサインである。
つまり、平和的な意味で使っていたとしても、受け取る側がVictoryの意味で理解したらどうなるかということです。
まぁ、こんなことを考えてしまったわけです。
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所変われば
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