某スーパーLイフで、お菓子のコーナーを眺めている。
私の一番好きなポテチである、湖池屋のり塩。
サイズの違うものが上下に陳列されていた。
とりあえず、データを表にまとめてみます。
上段 | 下段 | |
---|---|---|
内容量 | 60g | 126g |
税抜き | 79円 | 189円 |
税込み | 85.32円 | 204.12円 |
10g当たり | 13.2円 | 未掲載 |
100g当たり | 未掲載 | 150円 |
どっちがお得かという話しです。
お徳用と書かれている下段の商品は、どう比較してもお得では無いのである。
ご丁寧にg当たりの金額が書いてあるので、これで比較するのが一番簡単です。
方や10g当たり、方や100g当たりではあるが、10g当たりの金額を10倍すれば同じ単位である。
この表記の違いは、本品の内容量が100gに満たないのに100g当たりを書くのはどうかということなのだろう。
上段=132[円/100g]
下段=150[円/100g]
ただ、この金額は税抜きの方なので、税込みでの100g当たりを計算してみる。
上段=100×85.32÷60=142.2[円/100g]
下段=100×204.12÷126=162.0[円/100g]
税込みでも、お徳用がお得では無いことが解ります。
とりあえず、内容量の最小公倍数1260g分を買ったとして比較してみましょうか。
上段=1260÷60×85.32=1791.72[円(税込み)]
下段=1260÷126×204.12=2041.20[円(税込み)]
まぁ、比較方法はいろいろあるよという話しです。
思うのですが、この価格設定をしている人は、頭が良いのか、悪いのか、よく解りません。
g当たりの金額などを記載するというのは、企業としての取り決めなのでしょうね。
消費者としては記載していることは、比較が容易でありがたいことです。
でも、計算結果について、お徳用がお得では無いというところまで頭は回らないのでしょうか。
価格設定は販売店が決めているのだろう。
湖池屋としても、お徳用と付けた商品がお得で無いというのは不本意だろう。
私のように数字にうるさい人間であれば、お得な方を選択するだろう。
あまりうるさくない人間であれば、お徳用と書かれているものを鵜呑みにしてしまうこともあるだろう。
せめて、パッケージの言葉が嘘に成らないように価格設定はして欲しいところではあります。
さて、湖池屋のり塩を画像検索すると、様々なサイズのパッケージが見つかる。
DXデラックスサイズ 500g
チャンピオンサイズ 340g
お徳用スーパーBigサイズ 320g
BIGスーパービッグ 310g
パーティサイズ 240g
お徳用XL 220g
55周年ありがとうサイズ 200g
Bigサイズ 190g
Lサイズ 150g
お徳用 140g
お徳用10%増量 126g+13g
お徳用 126g
無印 90g
50th復刻版 72g
20%増量 60g+12g
10%増量 66g
Mサイズ 60g
無印 63g
無印 60g
現行、すべてのサイズを販売しているとは考えられないだろうが、標準は無印やMサイズや復刻版なのだろう。
パッケージの変貌
https://koikeya.co.jp/museum/norisio/index.html
標準パッケージの容量は年々減り続けている。
じゃがいもが豊作だったり低落することで何%増量、
不作だったり高騰したりすることで標準サイズの容量を減らす、
ということをやってきたのがわかる。
これは湖池屋にかかわらず、カルビーも然りである。
ではでは