日本のお正月といったら
本来、御節料理とは、新年を祝うという事と、せめて三箇日の家事の手間を少しでも省こうと、味付けが濃い目になっていることが多い。
濃い目とは、塩っぱかったり、甘かったり、酸っぱかったり、ということで防腐効果を高めているのであろう。
さて、男女雇用機会均等法により、女性の社会進出も増え、核家族化も進み、年末の忙しい時期に御節料理を作るということは難しい時代になり、年末にスーパーやコンビニや、はたまたネット注文で御節料理を購入することも珍しくなくなった。
我が家でも、御節料理の幾つかは自前で作ってはいたが、最近は雑煮だけは作るが、他は出来合いのものを買ってくる傾向にある。
大型スーパーでは、クリスマス明けから、御節料理が陳列されているという光景を目にして、この記事を書くに至ったのである。
昨今の健康志向より、スーパーやコンビニの商品ですら味付けは薄味傾向にある。
当然だが、防腐剤などの添加物も劇的に減ってきている。
つまり日持ちしない料理ということであり、賞味期限、消費期限を明記してあるのも、こういったことに付随しているのだろう。
にもかかわらず、本来三箇日持てば良いとされる御節料理が、クリスマス明けから陳列されるのだから、どんだけ濃い目の味付けにしてあるのか、はたまた防腐剤を入れているのでは?と考えてしまうのである。
御節料理を買うという需要が増えていることは理解できるのだが、なにもクリスマス明けから陳列しなくても良いのではないだろうか。
ましてや、クリスマス明けすぐに御節料理を買っていくという需要がどれだけあるのだろうか疑問である。
おそらく、競合よりも先に出したもの勝ちという論理なんだろう。
こういった傾向って、もうスパイラルに入ってしまっていて、抜け出せない状況なのかなぁ。
なんかもやもやしているんだよねぇ。
↧
御節料理と健康志向
↧