お酒を飲みすぎた翌日は、しじみ汁が飲みたくなるよね。
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し(4)じ(2)み(3)の語呂合わせかな。
お味噌汁やお吸い物の具というより出汁として使われることが多いよね。
食べるとしたら、佃煮くらいかな。
あ~さり~、し~じみ~、
あ~さり~、しじみっ、
と、江戸時代は棒手振り(ぼてふり)がしじみを売っていたんだろうが、昭和後期の生まれの私でも、掛け声のイメージはある。
おそらくは、さおだけ屋のメロディや譜割りとそんなに違わないのだろうという想像がつく。
当時は、むき身で売ることが一般的で、一升枡(いっしょうます:1.8L)で20文、現代でいうところの400~500円だそうです。
貝塚を調べると、しじみは縄文時代から食されていたらしいです。
日本人には古くから食べられていたんですね。
日本のしじみは、夏が旬のヤマトシジミ、冬が旬のマシジミ、とあることで、年間通じて流通しやすいということ。
あさりの旬は3~4月、はまぐりの旬は2~3月なので、棒手振りが「あ~さり~、し~じみ~」と売れる時期は、今の時期というあさりの旬が旬の時期に限られるのだろうか。
しじみを漢字で書くと、蜆。
他の貝類も漢字で書いてみると、
虫偏:蜆(しじみ)、蜊(あさり)、蛤(はまぐり)、蚫(あわび)、田螺(たにし)、栄螺(さざえ)、牡蠣(かき)
魚編:鯏(あさり)、鮑(あわび)、鰒(あわび)、
と、虫偏か魚編となる。
貝類は虫じゃないのに、と思われるが、虫偏の漢字は、獣、鳥、魚以外の動物に使われるそうです。
しじみというと、オルニチンという言葉が浮かぶほど、しじみはオルニチン含有量が高いというイメージとなっています。
オルニチンとは、アミノ酸の一種です。
アミノ酸とは、タンパク質を構成する最小単位で20種類あるとされています。
分類として、人間の体内で合成できるものを非必須アミノ酸、合成できないものを必須アミノ酸などと呼ばれます。
また、タンパク質合成後に修飾を受けて作られるアミノ酸(合成後修飾アミノ酸)、そもそもタンパク質を合成しないアミノ酸(遊離アミノ酸)というものも、先の20種類の他にあります。
オルチニンは、遊離アミノ酸の一種ということです。
オルチニンが二日酔いなどの肝臓に効果があるという触れ込みで、しじみ何個分とか、オルチニン何mg配合とか、そういう謳い文句で商品が販売されているということですね。
貝類は疲労回復のタウリンが豊富、しじみはカルシウムや鉄分が豊富ということで、健康食品なわけです。
蜆(しじみ)と蛤(はまぐり)の二つの漢字をあわせた熟語「蜆蛤」、この読みは「けんこう」ということで、おあとがよろしいようで。
ではでは