観てきましたよ、日本公開初日の、東映の本拠地でね。(といっても、一番近い歩いて行ける映画館なものでw)
映画が始まる前に、予告映画がいろいろ出てくるのですが、Infini-T Forceやら、アベンジャーズ インフィニティ・ウォーやら、やたらとインフィニティでした。
なんだろう、今年の流行語にでもしたいのだろうか。
まぁ、それはおいておいて、マジンガーZにしろ、ガッチャマン、テッカマン、キャシャーン、ポリマーにしろ、私の幼少期に観ていたアニメである。
アベンジャーズで観てたのは、東映スパイダーマン、超人ハルク、くらいだろうか。
なんか、映画界もターゲット層を絞りすぎてやしないかなぁ。
まぁ、どうでもいいのだが。
さて、マジンガーZの話しをしよう。
永井豪原作のマジンガーZという作品は、永井豪ないしダイナミックプロのテイストをすべて盛り込んている作品である。
どんなテイストかと言えば、学園モノだったり、スーパーロボットが登場したり、バイオレンスあり、シリアスあり、ギャグあり、エロあり、ということ。
今回のINFINITYは学園モノではありませんけどね。
兜甲児はパイロットではなく科学者となり、弓さやかは光子力研究所所長、弓弦之助は総理大臣、そうアレから10年の月日が経っているわけです。
アレとはいつだろうか。
マジンガーZの最後の戦いだろうか、それともグレートの最後の戦いだろうか、グレン…
さて、今回の劇場版では、マジンガーZが、スーパーロボット路線ではなく、リアルロボット路線となっております。
スーパーロボットとは、簡単に言えばガンダムが登場する以前のアニメのロボットだと思ってください。
スーパーと冠する通り、ロボットを超えたロボット、ということ。
対し、リアルロボットとは、ガンダム以降に登場する、兵器としてやメカとしてのリアリティを追求したロボットです。
マジンガーZのエンディングで、マジンガーZの断面図が出て来るので、マジンガーZは当時としてはかなりリアルロボット路線ではあったのですが、歌詞にもある通りスーパーロボットなので、スーパーロボットなのでしょう。
世代的な話しでいうと、私は幼稚園でマジンガーZ及び超合金、小学生でヤマト、ガンダムでプラモデルと輝かしいアニメの黄金期を過ごしている。
そういったターゲット層は50前後ということで、子どもと観るというには、ちょっと年齢がいっているし、孫と観るというには、難しいかもしれないという、ちょっと曖昧な世代でもある。
つまり、映画館には、多くのおっさんと、多少おばさんがいたという状況で、土曜日ですが子どもの姿は確認出来ませんでした。
というか、9:05からのだったからもしれませんがね。
さて、本作品の出来はというと、95分という短さに、バイオレンス、シリアス、ギャグ、エロ、あと当時は呼称するなかった萌え、のいずれも組み込んでしまっている、良いか悪いかは別としてね。
マジンガーZやグレートのリアルロボット路線に対し、ビューナスA、ボスボロットがリアルロボット路線でなかったのは、永井豪テイストをいれようとすると、どうしても二極化せざるを得ないのだろうか。
私の感想は、物足りなかったというか、もうすこしどうにか出来なかったのかという感じです。
それは、真マジンガーZEROを知っているからに他ならないないのかもしれません。
あの漫画をアニメ化してくれたら、などと考えてしまうのはダメですかね。
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真マジンガーZERO vs 劇場版 マジンガーZ INFINITY
まぁ、媒体が違うんで、比較しちゃダメなんだろうけど、…
タイトルをこうやって並べると、明らかに意識的に対抗しているとしか思えないんですよ。
マジンガーZ好きなら、このZERO17冊を読んたほうが、よっぽど幸せになれるかもしれません。
まぁ、マジンガーZがなければ、この作品も生まれていないわけで、…
まぁ、マジンガーZの平行世界のひとつということですかね。
♫ふふ~んふーん(ネタバレ?)