2001年の国際数学オリンピックの予選問題です。
図のように縦8、横7の長方形に正方形が5個配置されています。
正方形の1辺の長さを求めよ。
シンキングターイム
正方形を青線と赤線で分けてみる。
青線と赤線は直交することは、正方形より明らか。
どの正方形でも構わないが、正方形の青線を斜辺として、長方形の各辺と平行な線で直角三角形を描き、高さをa、底辺をbとする。
同様に赤線を斜辺として、直角三角形を描くと、直行しているため、高さはb、底辺はaとなる。
長方形の各辺の長さをa、bで表すと、
7=3a+b ...(1)
8=3a+2b ...(2)
(2)-(1)
1=b ...(3)
(3)を(1)に代入
7=3a=1
6=3a
a=2
ピタゴラスの定理より、
a2+b2=22+12=5
答え、√5
この問題の補助線として、
緑線が長方形の辺と平行であるとか、いきなりやってはダメですよ。
これは乱暴すぎます。
当然、
こんなのもダメですよ。
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2001年国際数学オリンピック予選問題
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