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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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今日は地図の日

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1800年の今日、伊能忠敬が蝦夷地(今の北海道)の測量に出発したんだって。

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伊能忠敬ってすげーよな。

まず、今日本全国の海岸線を一周しようなんて思っても、その移動に車や自転車とか考えただけでも厳しい旅になることが解っているのに、それを徒歩で、さらには測量しながらですからね。

出来上がった日本列島の地図が、今出来うる技術を使った地図と遜色ないってんだがらね。

でも、当時としては地図があることが便利ということよりも、その地図が敵国に流れてしまったら、という諸刃の剣でもあったわけです。


さて、ある国土を測量するにあたって、角度や長さの単位となる基準なるものがあれば、測量できると思われている方々。

確かに陸続きで単一の島であれば可能かとは思います。

では複数の島々を一つの地図にしようとするには、これらの道具だけでは足りません。

それぞれの島々で測量を行って、その島の外周、つまり形は、三角測量などを使って描くことは出来ることでしょう。

それらの島々の地図を一つの地図にしようとすると、さてどうしたものかとなる。

何かしら絶対的な基準となるものが必要になる。

例えば、絶対的な存在である方位。

これは方位磁針があればある程度正確に、これを基準とすることが可能であろう。

では、緯度経度はどうするのだろうか。

太陽や月の位置でと考えると、正確な暦と正確な時計が必要になるのです。


次元の話しをすると、地球という球面、つまり三次元曲面の測量をするのに、時間軸という更なる次元が必要なのである。

それは、地球と人間との大きさが桁違いに違うからでもあります。

もし、ドラゴンボールの界王星くらいだったなら、時間軸はなくとも測量が可能だろう。


今でこそ、地球外から地球を撮影して、地図を作るということが出来る時代である。

でも、そのロケットやカメラなどを作るまでに至るには、もっと新しい技術や知識が必要だったことでしょう。

それこそ、発射基地の緯度経度が解らなければならないだろうし、ロケット自身がどこを飛んでいるのか、当然正確な時計、つまりより正確な暦の概念も必要だろう。

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