以前、ピーマンをパプリカと答えて×という記事を書いた。
あれは国語か理科か家庭科の問題だったかな。
今度は算数です。
[1] [ ]にあてはまることばや数をかきましょう。
(1) 円周を求める公式 円周=[ ]×[ ]
(2) 円の面積を求める公式 円の面積=[ ]×[ ]×[ ]
どちらも[ ]の一つに円周率と書いて×を貰い、3.14とされており、問題文の「ことばや数を」に赤線を引いている。
やっちまったな。
この教師は算数や数学を教える資格がないな。
仮に、3.14が正しかったとしよう。
そうすると、
円周=
円の面積=
の等号は成り立たない。
つまり、等号を成り立たせるには、3.14では不十分であり、円周率が唯一の正解である。
また等号で正しいとするならば、問題文には但し書きとして、円周率=3.14と提示しなければならないので、答えの半分を示してしまって、問題として意味が無くなってしまう。
更に、馬脚を表しているのが、わざわざ問題文の「ことばや数を」に赤線を引いていること。
まず、これは算数・数学の文章問題であるということは、並列助詞は算数・数学として厳密に解釈して読まなければならない。
ことばと数 ⇔ ことば and 数
ことばか数 ⇔ ことば or 数
ことばや数 ⇔ ことば and/or 数
だと考える。
つまり、「や」でつなげているのであれば、必ずしもandである必要はなく、orでも良いのである。
ことばと数が、かならずいずれかに含まれるのであれば、並列助詞に「と」を使うべきである。
要するに、複数ある[ ]には「ことば」だけでも良いはずで、必ずしも数が含まれる必要はないのである。
小学校の教員は、おそらく教育学部出だと思う。
国語、算数、理科、社会、体育といった教科を担任1人で背負うのは、出来る生徒を路頭に迷わせてしまう。
図工、音楽、家庭科といった教科は専門の先生がいるのだから、他の教科も専門の先生が教えるべきだろう。
なんか虚しいな。
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円周の長さ、円の面積の公式
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