昨日発表されたiPhone 5s/5cのLTE対応表
をみると、
1(2,100MHz) *
2(1,900MHz)
3(1,800MHz) *
4(AWS)
5(850MHz)
8(900MHz)
13(700c MHz)
17(700b MHz)
18(800MHz) *
19(800MHz) *
20(800 DD)
25(1,900MHz)
26(800MHz)
*付けたところが日本に関係あるところね。
これと、日本の3キャリアのバンドとを組み合わせると、
700MHz ~ 900MHz |
1.5GHz |
1.7GHz ~ 1.8GHz |
2.1GHz |
2.5GHz ~ |
|
docomo |
band19 |
band21 |
band3 |
band1 |
- |
au |
band18 |
band11 |
- |
band1 |
band41 |
softbank |
band8 |
band11 |
band3 |
band1 |
band41 |
間違ってなければ、こんな感じ。
この表をみると、auだけデュアルバンドで、docomo、softbankはトライバンドってことになる。
前回のiPhone5は、auはband1のみ、softbankはband8、band3だったので、auのiPhone5が残念な感じだったんだよね。
今回もauは残念な感じなのかというと、実はそうともいえない。
それぞれのLTE基地局数を表にする。
700MHz ~ 900MHz |
1.5GHz ~ 1.8GHz |
2.1GHz |
|
docomo |
0.2万 |
0.2万 |
3.2万 |
au |
3.1万 |
0.5万 |
2.4万 |
softbank |
- |
0.9万 |
2.9万 |
http://www.tele.soumu.go.jp/j/musen/index.htm
2.1GHz帯では最下位のauも、いわゆるプラチナバンドでは圧倒的な基地局数を整備してきている。
方や、iPhone5では有利に立っていたsoftbankがプラチナバンドのLTEを開始するのは早くても2014年秋からと言われている。
auのLTE対応Android機は、このトライバンドの恩恵を受けて、
こういった情報を踏まえて、今後各社がどんな売り方をするのかにも勝負が掛かっているわけです。
例えば、
auは既存iPhone5ユーザの救済措置として、5cや5sへの下取りキャンペーンを展開する可能性も十分あるだろう。
softbankは、5sや5cに下取りしても、プラチナの恩恵はまだまだ先だろうから、MNP流出を防ぐような何らかの対策(例えば価格を下げるなど)を取ってくるのではないだろうか。
docomoは、iPhoneが無いことで出てしまったユーザを引き戻す作戦にでるだろうから、MNPに力を入れてくるだろう。
などと予想してみる。
今までは、2社だったので、片方がやれば、もう片方もだまっちゃいないという感じだったよね。
auがテザリングをやるといえば、softbankも乗っかってきて、docomoは蚊帳の外。
今回は、3社揃い踏みで、良い方に転べば、三つ巴で各社がしのぎを削ってくることもあるんだが、悪い方に転べば、三すくみになって保守的になる可能性もある。
例えば、1社が何かをやろうとしても、他2社がやらないと決め、最初の1社もやらないなんていうケースも出てくるかもしれない。
ただ確実に言えることは、各社がiPhoneを売れるのだから、iPhoneというアドバンテージはなくなった。
つまり、iPhoneにしろ、Androidにしろ、ガラケーにしろ、既存のユーザを蔑ろにすると、他へ行っちゃうよということにもなる。
さて、今回Appleがdocomoを推したのは、docomoにはフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)ユーザが多いからで、そこをターゲットにしているからなんだろうけどね。
docomoはガラケーユーザが路頭に迷うようなことだけは避けなければならないだろう。
docomo特有の問題、SPモードメール、ドコモメール、dマーケットである。
アプリで対応するのかな。
docomoはツートップだのスリートップだのいってた戦略でか、NECやパナソニックがスマホの開発から撤退した。
iPhoneの販売を手に入れてしまった今、samsungとはどうなってしまうのだろうか。
ところで、softbankは5からの現状維持という感じだが、何かやらかしてしまったのか?
米国のsprintを買収したのがまずかったのか?
かきかけ