調布保谷線が、まだ全線開通して居ない状況で、ところどころ工事しているのだが、昨日この道を友達の運転する車で往復した。
往路は、ナビの地図上では、道無き道を進み、ナビの挙動のおかしさを楽しんでいた。
しかし、復路では、ナビが「ロードクリエイター」なる単語をしゃべりだし、今まで道として認識していなかったところを、道と認識しだしたのである。
家に帰ってから、調べてみた。
http://pioneer.jp/support/manual/navi/11cyber/?section=220
ロードクリエイターとは、簡単に言えば、ある程度のGPS衛星を捕まえていて精度が高い状態で、道無き道を何度か走ると、そこは道だと認識する。
但し、それにはいくつか条件があって、その条件をクリアしてないと、ロードクリエイターは発動しませんよということ。
なかなか未来的な感じがしますよね。
おそらく、個々のカーナビのSDカードに構築されるだけで、サーバー側に新しい地図として組み込まれたりするのわけではなさそうです。
ゆくゆくは、逐次サーバーにフィードバックされて、誰もが正しい地図として認識されるということになっていくんだろう。
これはパイオニア・カロッツェリアというカーナビ老舗メーカー&老舗ブランドだから出来たことなのだろうか?などと考えてしまう。
昨今、スマホなどのデバイスが一般的になり、移動型のデータ通信機器というのが当たり前の日常となっている。
これにより、コンピュータ業界では当たり前の知識だったサーバー&クライアントの概念の理解度も一般的になってきたといえる。
例えば道路地図を全く持たないベンチャー企業があったとして、新たなカーナビシステムを作ろうとしたとする。
道路地図はクライアントであるカーナビからの情報を逐次サーバーにフィードバックしては、道路地図を構築していくというやり方も可能ではないだろうか。
つまり、システムとして自己構築、自己修正といったある意味生物的なデータの持ち方で面白い。
但し、ユーザサイドでは道路地図が不完全なカーナビを使っていけるかという問題があるだろう。
ここに何らかのゲーム性を取り入れたりして、不完全な道路地図が魅力的なものとして見えてしまえば良いという考え方も出来る。
例えば、新しい道路を見つけて通った人には、ポイントが溜まっていくとかそういう類のものでも良いだろう。
まぁ、この仕組が使えるか使えないかは解らないが、近未来はこういう世界なのではないかと妄想するのであった。
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カーナビの進化の先に
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