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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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スイッチピッチ

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スイッチピッチ、スイッチピッチャー、つまり両投、両投げ投手である。

このまえの金曜日にメインパーソナリティのネット環境トラブルで、急遽ピンチヒッターで1時間ほどラジオをやったのだが、その時の話題で欲しいものというお話をしました。

両投用のグローブ、まぁグローブと言ってもいいんだけど、手袋という意味にとられそうなので、この記事においてはグラブと呼ぶことにします。


なにを隠そう私も両投なもんで、両投用グラブが欲しいなんて思っていました。


例えば、ドカベン。



ドカベンの主人公である山田 太郎と、鷹丘中学時代の柔道部の同僚「わびすけ」こと木下 次郎が、赤城山高校のピッチャーとして甲子園で対決し、三打席無安打に抑え、四打席目に・・・

なんてのもあった。

もっと言えば、アパッチ野球軍の網走投手もそうだったな。


2010年の改正によって、打者1人を終えるまで左右を変えることができなくなってしまったのだ。
残念。

確か、スイッチヒッターは、1球ごとに左右の打席を入れ替えることが出来たかな。
あと、2ストライクになったら変えられないといったルールもあったような気がするが、詳しい方よろしく。


そんなこんなで、ネットで両投グラブを検索しながら、多少値は張るものの、右用、左用と両方買ったほうが遥かに安いのに、両投用グラブに釘付けになっていた。


ミズノ スワロー限定 軟式グラブ ビクトリーステージ 両投げ用 2GN-46900
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タマザワ 硬式グラブ 両投げ用 TG-WH10【受注生産品】

玉澤だけ軟式と硬式とあるのね。

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ハタケヤマって聞いたことないブランドだと思っていた。

私が野球少年だった頃のグラブといえば、

国産大手の
MIZUNO(ミズノ)、ZETT(ゼット)、SSK(エスエスケイ)

海外の
SPALDING(スポルディング)、RAWLINGS(ローリングス)、WILSON(ウィルソン)

なんてのを持っている人が多かったと思います。

玉澤のミット、久保田スラッガー、虎印の美津和タイガー、なんてもの懐かしい。

んで、上記のハタケヤマが、美津和タイガーを作っていた会社の自社ブランドなんですね。

私がすっかり野球をやらなくなっていた時期のものだったから、知らなかったんですな。

でもね、はめてもいないグラブをネットで買う気が起きないのですよ。
私の手はでかいので、おそらく手のひらの半分はグラブからはみ出ることでしょう。
やっぱり、はめてみて決めたいんでね。


さてさて、そんなこんなで両投グラブのネット検索も終わっていたころ、なんと、所沢商業高校(埼玉・所沢商)に両投のピッチャーがいるという話です。

増田 一樹投手は、両方130km/hでるそうですよ。

プロに行けば、近田 豊年以来の両投登録ですかね。


※彼のグラブはウィルソンの特注のようです。

このグラブをみていただければ解るとおり、左右3本ずつの6本指のグラブになっています。

つまり、親指と中指、薬指、小指の3指は、グラブの穴に入れ、人差指の行き場に困り、結局はグラブの外に出さざるを得ないのではないだろうか。

現に、人差指を出して使っている痕跡がありますね。

その辺も踏まえて、はめてみなければ解らないことだらけなのです。

私が野球少年だったころ、人差指をグラブから出しているやつはカッコつけてるだけで下手なやつだというのがあったくらいなのです。


さて、わびすけの話にちょっと戻る。

私は一応柔道の有段者であり、つくづく思っていたことがある。

片方の投げだけを練習していてはダメだということ。

両方投げてみて始めてわかる感覚というか、そういうのがあるんです。

最初は利き手でない方で投げると違和感があるのは当たり前なんです。

その違和感は左右の脳の違いなのか、左右の筋肉の付き方の違いなのか、その辺はよく解りませんが、反対の練習をして、利き手の練習に戻ると、練習をしていなかったはずの利き手の技が上達しているのです。

おそらくは、脳で左右の両方をやったことによるバランスなのか、左右の筋肉のバランスが取れたのか、そういうことだと思うのです。


野球における、右投手対右打者、右投手対左打者、左投手対左打者、左投手対右打者という組み合わせで、投手側の得手不得手、打者側の得手不得手というのがある。

これが柔道になると、明らかに左有利なんです。

なぜかというと、左が極端に少なく、対左の練習量が極端に少ない、もしくは皆無だからなのでしょう。
左利きの柔道の選手からしてみれば、相手が右利きであることは常であるのです。

日本の野球発足当初においても、右投手が多かったから、有利とされる左打席に立つひともいて、左打者が多くなってくると、左投手も増えてきて、という感じでした。

今では右利きだけど左打席に立つなんてことは野球では普通にあることですね。

柔道の人口は野球の人口よりも少ないだろうから、左と対戦すると組みにくいったらありゃしなく、野球の対戦の比ではないだろう。


そんなこともあってか、利き手と反対で技を練習することにも意味や意義があるという話です。


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