ニュースになってました。
スパコンの性能って、様々な切り口でランキングされ、5月と11月の年2回発表される。
富嶽は「HPGC」と「Graph500」というベンチマークテストでは、5期連続の1位ですが、「TOP500」と「HPL-AI」で2位になってしまいました。
アメリカのオークリッジ国立研究所の「Frontier(フロンティア)」は、「TOP500」と「HPL-AI」が1位ということです。
TOP500とは、LINPACKというベンチマークテストでテストされるもので、簡単にいうと計算速度(Flops)を競っているということです。
LINPACKとは、数学の線形代数の数値計算を目的とされたもので、行列やベクトルの演算が実装されたライブラリです。
LINPACKによるベンチマークテストは、総合的な評価が出来ると思ってください。
フロンティアは、1102PFlops=1.102ExaFlopsでした。
富嶽は、442.01PFlopsと前回と変わらず。
Pはペタ、Exaはエクサで、K(キロ=103)、M(メガ=106)、G(ギガ=109)、T(テラ=1012)、P(ペタ=1015)、Exa(エクサ=1018)、Z(ゼタ=1021)、Y(ヨタ=1024)と、いうように単位を並べると凄さがわかるかと思う。
Flopsとは、 FLoating-point Operations Per Secondのことで、1秒間に行える浮動小数点演算の回数ということになります。
ついにスパコンがエクサスケールに突入ということです。
HPL-AIとは、High Performance Linpack Artificial Intelligenceのことで、AIに特化したLINPACKと考えて良いだろう。
HPCGとは、High Performance Conjugate Gradientのことで、密行列の連立一次方程式の解を求めるベンチマークテストです。
Graph500とは、大規模グラフ処理の性能を測るベンチマークテストです。
蓮舫さんの2位ではダメなんですか?
とか思い出してしまう。
こういうものは2位を狙って作るものではないし、各国がしのぎを削る世界です。
新しいものが出れば、何かしら追い抜かれているというのは致し方ないことであり、2位に陥落することもあるでしょう。
その時は、また這い上がればいいだけです。
と言うのは簡単だが、なかなか難しいものです。
ではでは
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スパコン富嶽2位に陥落
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