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再燃:七面鳥問題

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このツイートをみて、また再考してみようかなと思う。
 


さて、まずは各国の七面鳥の呼び名を探す作業ですが、今回もDeepLを使いたいと思います。

前回やったときは2020年でしたが、あれから2年で翻訳できる言語が増えましたので、好都合ですね。

七面鳥の名前を機械翻訳、AI翻訳をする際に注意しなければ行けないのは、2つの言語間の間に、他の言語を挟まないことが大前提です。

何が言いたいかというと、ある言語を母語とする人が、翻訳アプリを作ろうとすると、大抵一度はその母語に翻訳して、という中間言語を作る傾向にある。

例えば、その中間言語が英語だとすると、日本語の七面鳥は、インドの~となりやすくなってしまうということで、この検証の信憑性が低下してしまうということに繋がります。

なぜ、DeepLなのかというと、前回の検証で、インドの~というような翻訳をしないものが多数見受けられたので、好感が持てたというところです。

また、元の言語として日本語の七面鳥を選んだのも、七面鳥には特定の国名が含まれていないからです。



では、検証いってみよう。

七面鳥→(イタリア語)→tacchino
七面鳥→(インドネシア語)→kalkun
七面鳥→(エストニア語)→Türgi
七面鳥→(オランダ語)→kalkoen
七面鳥→(ギリシャ語)→Τουρκία
七面鳥→(スウェーデン語)→kalkon
七面鳥→(スペイン語)→pavo
七面鳥→(スロバキア語)→moriak
七面鳥→(スロベニア語)→puran
七面鳥→(チェコ語)→krocan
七面鳥→(デンマーク語)→kalkun
七面鳥→(ドイツ語)→Truthahn
七面鳥→(トルコ語)→TÜRKİYE
七面鳥→(ハンガリー語)→pulyka
七面鳥→(フィンランド語)→kalkkuna
七面鳥→(フランス語)→dinde
七面鳥→(ブルガリア語)→пуйка
七面鳥→(ポーランド語)→indyk
七面鳥→(ポルトガル語)→peru
七面鳥→(ポルトガル語(ブラジル))→peru
七面鳥→(ラトビア語)→Turcija
七面鳥→(リトアニア語)→kalakutiena
七面鳥→(ルーマニア語)→curcan
七面鳥→(ロシア語)→индейка
七面鳥→(英語(アメリカ))→turkey
七面鳥→(英語(イギリス))→turkey
七面鳥→(中国語(簡体字))→火鸡


前回が日本を抜かして10ヵ国語だったのが、今回は29ヵ国語と約3倍のデータとなりました。

トルコ・ターキー系
インド系
カルカッタ・コルカタ系
ペルー系
オランダ系
パボ・孔雀系
などが見つかるが、今回の言語では
フランス系
ギリシャ系
などが出てこなかった。

おそらく一部の地域で使われる場合とかがあると思う。
また、別の翻訳サイトを使うと結果が違うこともあるだろう。

例えば、日本語でさつまいもというけれど、さつまの人もさつまいもというかといえば、唐芋とか、琉球芋とか、どこから来たのかということになる。

さて、なんで英語でターキーなんだろうか。

いろいろと考えると、コロンブスがインドを探していたらアメリカ大陸を発見して、そこの原住民をインディアンと言いました。

というように、アメリカ大陸をインドだと勘違いしていた時期があった。

七面鳥の原産地がアメリカやメキシコやカナダ南部であることからも、アメリカ大陸インド説で説明が付くだろう。

つまり、最初の間違いはここから始まってしまったと考えることができそうだ。

七面鳥をコロンブスがインドの鳥と言い出したとすると、インド

上記のツイッターの引用ツイートには、
トルコ、インド、ペルー、オランダ、カリカット、ギリシャ、フランスと7ヶ国を股にかけていることで、日本語の七面鳥はある意味正しい命名だというようなものを拝見出来て、面白いと思った。

また、私の過去記事でも明かしている通り、日本の七面鳥に異名があり、唐国鳥/唐君鳥
というものがあり、カラクンチョウと読みます。

これは、カラクンの語源はオランダ語のkalkoenが語源であることが解っていますので、日本もループのスタート地点になり得るということでもあります。

本気を出すならば、ネットをやめて、図書館で辞書を片っ端から探るのが正しいのかと思う。

どうする?
暇な時にでも、図書館行ってみる?


ではでは


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