「名は体を表す」や「名は体を現す」といったことわざがある。
名は、その人や物の実体をよく表す。という意味です。
ただ、すべての人や物が、名は体を表しているとは限らないとも言える。
例えば、「インスタント・カップ焼きそば」。
インスタントであるし、カップに入っているし、焼きそば?
そうなんですよ。
この商品は、焼くという作業を一切していないのに、焼きそばを名乗っているのです。
言うならば、焼きそば風な茹でそばなのです。
そうは言っても、私は好きでよく食べますw。
ただ、それでも焼きそば風とかせずに、うまいこと名乗る方法が無いのか?というと、抜け道がある。
漢字を使わずに、「やきそば」、「ヤキソバ」、「YAKISOBA」、といったようにすれば、どうにかこうにか煙に巻くことが出来ます。
ひらがな、カタカナ、アルファベットは表音文字ですから、文字自体には意味を持ちません。
しかし「焼きそば」としてしまうと、焼くという意味が出てきてしまいます。
というわけで、インスタントカップ焼きそばは、インスタントカップやきそばであり、焼きそばという表記があった場合、もしかしたら食品表示偽装にあたるかもしれません。(本当か?)
私が一番好きなブランドだが、「焼そば」表記です。
日清も「焼そば」表記でした。
ペヤングは「やきそば」表記でした。
エースコックも「焼そば」表記でした。
サッポロ一番も「焼そば」表記でした。
マルちゃんも「焼そば」表記でした。
マルちゃんでも、やきそば弁当は「やきそば」表記でした。
マルちゃんでも、マルちゃん正麺は「焼そば」表記でした。
完全にセーフなのは、ペヤングくらいしかなさそうです。
実は、こういった例は結構ありまして、例えば焼き鳥です。
焼き鳥というと、鳥を串にさして焼いた料理をイメージしますが、焼き鳥屋さんでは、鶏だけの店もありますが、ししとう、銀杏、牛タン、などなど、まったく鳥が入ってない料理も焼き鳥の一種として、ほぼ同等の調理方法で、同等に扱っていたりします。
まぁ、蕎麦屋にうどんやカレーやカツ丼があっても、蕎麦を出していればOKということでもあるが、うどんやカレーやカツ丼を蕎麦の一種とはしていません。
しかし、焼き鳥屋では、焼き鳥盛り合わせとかに、鶏以外の物も入ったりします。
さて、どうしたものか、となるのですが、ここで先の抜け道を使います。
「焼き鳥」ではなく、「やきとり」、「ヤキトリ」とすることで、煙に巻くのです。
漢字を使わなければ、鶏ではない、豚、牛などの肉や内蔵などをメインに提供することが可能となります。
今度は焼き鳥の缶詰を見てみましょう。
焼き鳥の缶詰といえばまっさきに思い浮かぶのがホテイで、「やきとり」表記でした。
キョクヨーも「やきとり」表記でした。
宝幸も「やきとり」表記でした。
いなばは「焼きとり」表記でした。
缶詰にする前の工程で焼いていれば良いのですが、どうなんでしょうかね。
日本語だから可能な面白い発想ですよね。
って、ここで話しを終わらせない。
といった商品があって、説明をよく読むと、16TBってのは型番であって、実際のSSDの容量は512GBということで、容量的には1/32しかないことになる。
つまり、数字も表意文字であり、TBとかも単位としてみると意味があるということでもあります。
型番は無味乾燥なアルファベットや数字がならぶことはあるのだが、実際の商品とリンクさせるためには、数値的なものはある程度合わせる必要性もありそうですね。
ではでは