午後のひとときに、数学というか、算数というか、クイズというか、ちょっとした問題を出題してみる。
問題
数字を小さい順に日本語で
いち に さん し ご …
のように読み上げたとき、同じ文字が5連続で現れる最初の場所を示せ。
シンキングタ~イム
さて、答えは出ましたでしょうか。
1桁の数字では、7を「なな」と読めば、2文字連続することは解りますので、他にこのような1桁の数字はないので、7が関係することは確定するだろう。
十、百、千、万、億、兆、といったように大数(たいすう)の単位で、前後のどちらかに「な」の付くものがあれば、5連続を達成するということが予想できます。
「な」が付く単位がありますよね。
那由他(なゆた)です。
というわけで、切り出すと、
なななゆたなな なななゆたはち
と間に5連続の「な」があります。
さて、那由他とはどれくらい大きな数なのでしょうか。
1那由他は10の60乗です。
簡単にいうと、1那由他は0が60個後ろに付くということです。
つまり、
なななゆたなな なななゆたはち
とは、
7000000000000000000000000000000000000000000000000000000000007
7000000000000000000000000000000000000000000000000000000000008
ということになります。
な~んだ、こんな程度か。
と思われるかもしれません。
では、1つの数値を読むのに1秒使ったとして、
1分は60秒、1時間は3600秒、1日は86400秒、…
さて、何年掛かるでしょうか?
1年を平均太陽年とすると、なななゆたはちを365.24219日×86400秒で割ってみますと、
221821357818817477023994732148875020485772792345042390
まだまだ大きいですね。
さて、スーパーコンピュータなどの計算速度として使われるペタフロップスという単位を使って考えてみましょう。
1ペタフロップスとは、1秒間に1000兆の浮動小数点演算が出来ると言われています。
1000兆は10の15乗ですので、先の値を15桁減らせるということでもあります。
221821357818817477023994732148875020485
まだまだ大きいですね。
もし、読み上げて探すということをやった人が居たとしたら、それはジョークということですね。
ではでは
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同じ文字が5連続する最初の場所
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