午後のひとときに、指数法則のちょっとした疑問を考えてみる。
問題
xは実数のとき、
x2x=1
を解け。
さて、問題自体はそれほど難しくはなく、動画の通りだろう。
鈴木貫太郎氏が疑問に思っているところを考えてみる。
指数法則をおさらいしておく。
a0=1
a≠0を満たす任意の実数
a-r= | 1 ar |
a>0のとき、rは任意の任意の実数
a<0のとき、rは分母が奇数の任意の有理数
am/n=n√am=(n√a)m
a>0のとき、nは任意の自然数、mは任意の整数
a<0のとき、nは任意の奇数、mは任意の整数
ar+s=ar・as
a>0のとき、r、s、ともに任意の実数
a<0のとき、r、s、ともに分母が奇数の任意の有理数
ar-s= | ar as |
a>0のとき、r、s、ともに任意の実数
a<0のとき、r、s、ともに分母が奇数の任意の有理数
(a・b)r=ar・br
a・b≠0のとき、rは任意の整数
a>0∧b>0のとき、rは任意の実数
a、bの少なくとも一方が負のとき、rは分母が奇数の任意の有理数
⎛ ⎝ | a b | ⎞ ⎠ | r | = | ar br |
a≠0のとき、rは任意の非正整数
b≠0のとき、rは任意の非負整数
a>0∧b>0のとき、rは任意の実数
a、bの少なくとも一方が負のとき、,rは分母が奇数の任意の有理数
(ar)s=ar・s
a≠0のとき、r、s、ともに任意の整数
a>0のとき、r、s、ともに任意の実数
a<0のとき、r、s、ともに分母が奇数の任意の有理数
(ar)s=-ar・s
a<0のとき、rは分母が奇数の任意の有理数∧r・sは分母分子がともに奇数の任意の有理数
上記のように、aの場合分けと、それに伴う指数の範囲という形で、考えられる指数法則を書いてみたが、合ってるかな。