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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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十面体サイコロの展開図を考える -その4-

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十面体サイコロが完成したのに、もう少しお付き合いください。

前回、真球に内接する方法で、凧形十面体を作りました。

この方法で、凧形2×奇数面体を作れるので、ざっと値だけでも表にしておきます。

 

n面体360/npxy鈍角側u鋭角側v鈍角α鋭角β
6600.3333331.6329931.6329930.8164970.8164979090
8450.1715731.5307341.3932430.4483421.082392114.469865.5302
10360.1055731.4869921.1690010.2839901.203002128.172751.8273
12300.0717971.4641020.9974190.1961521.267949137.058642.9414
1425.714290.0520951.4505830.8665890.1436531.306930143.315536.6845
1622.50.0395661.4419200.7647680.1097601.332160147.968832.0312
18200.0310911.4360300.6837100.0866031.349427151.568328.4317
20180.0250861.4318420.6178390.0700791.361763154.437225.5628
2216.363640.0206721.4287560.5633450.0578751.370882156.778323.2217
24150.0173321.4264170.5175600.0486041.377813158.725321.2747
2613.846150.0147431.4246010.4785790.0413961.383204160.370319.6297
2812.857140.0126951.4231620.4450060.0356821.387480161.778718.2213
30120.0110471.4220030.4157980.0310741.390929162.998117.0019
3211.250.0097011.4210560.3901620.0273051.393751164.064315.9357
3410.588240.0085871.4202720.3674850.0241831.396089165.004514.9955
36100.0076541.4196160.3472860.0215671.398048165.839814.1602
389.4736840.0068661.4190600.3291810.0193541.399706166.586813.4132
4090.0061941.4185870.3128630.0174651.401121167.258912.7411
428.5714290.0056161.4181790.2980800.0158401.402339167.866812.1332
448.1818180.0051151.4178260.2846260.0144311.403395168.419311.5807
467.8260870.0046791.4175180.2723300.0132031.404315168.923611.0764
487.50.0042961.4172480.2610500.0121251.405123169.385810.6142
507.20.0039581.4170100.2506650.0111741.405836169.810910.1891

 

前回の記事の計算式を使えば、Excelで簡単に求められます。
B2セル =360/A2
C2セル =(1-COS(RADIANS(B2)))/(1+COS(RADIANS(B2)))
D2セル =SQRT(2+2*C2)
E2セル =2*SQRT(1-C2^2)*SIN(RADIANS(B2))
F2セル =D2*2*C2/(1+C2)
G2セル =D2*(1-C2)/(1+C2)
H2セル =2*DEGREES(ATAN2(F2,E2/2))
I2セル =2*DEGREES(ATAN2(G2,E2/2))

この情報を元に、十四面体サイコロと曜日サイコロを作ると、


 

こんな感じです。

出目に関しては、面倒なので、上面を奇数面、下面を偶数面、曜日はそのまま並べ、真裏が同じ曜日になっております。

上記表では、五十面体まで計算しましたが、凧形が縦長になりすぎて、使い物になるかといえば、使い物にならないでしょうね。

また、ここまで難しく考えずに、正n角柱でやれば良いということでもありますが、サイコロではなくて、鉛筆転がしになってしまいますし、誰でも考えられることをわざわざ記事にするまでもありません。

数学的な話しであれば、素数面サイコロないし、素数×2面サイコロがあれば、理想なのだろうか。

まぁ、現実問題として、サイコロにすることを考えると、今回のやり方であれば、十面体、十四面体くらいまで、次の素数である11の2倍では、二十二面体であり、これを必要とすることがあるかということになる。

強いてあげれば、0から10までというようなサイコロがあると、0倍から10倍までとか、そういう使い方も出来ると言えば出来るが、十二面体サイコロで特殊なケースを1つ増やせば良いだろう。

十二面体サイコロで、1~11は(出目-1)倍の攻撃倍率で、12は会心の一撃とか、相手に大ダメージを与えるが、反動で1ターン休みとか、そういう使い方でどうとでもなるのがTRPGなのです。

凧形多面体は、ここまでやれば、ほぼやることがなくなったので、次やるとしたら菱形多面体かな。
まぁ、すぐに取り組むことはないと思うので、しばらくはサイコロの話しは書かないだろう。


ではでは

 

 


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