前前回からの続きかな。
面になる凧形の話しで、各頂点が真球に内接する案を選択しました。
計算方法を思いついたので、書いていきます。
まず、(0,0,0)を中心とする半径1の真球をイメージする。
これが外接する真球。
中心からz軸に±pだけ、移動した2点を考え、それぞれの点を通るxy平面と真球が交わる真円に内接する正五角形を上段と下段で180度ずれたものを考える。
-p側の正五角形の頂点と真球の北極点(0,0,1)とを結んだ直線に、+p側の正五角形の1辺の中心が通るpを求める。
±p移動した点を通るxy平面と真球とで出来る真円の半径をrとすると、
r=√12-p2
この半径rの円に内接する正五角形の1辺への垂線の長さは、
r・cos(36˚)
側面から見て、これらを比で表すと、
1-p:r・cos(36˚)=1+p:r
(1+p)・r・cos(36˚)=r・(1-p)
r・cos(36˚) r | = | 1-p 1+p |
cos(36˚)= | 1-p 1+p | = | 1+√5 4 |
4・(1-p)=(1+√5)(1+p)
4-4p=1+p+√5+p√5
p(5+√5)=3-√5
p= | 3-√5 5+√5 | = | (3-√5)(5-√5) 25-5 | = | 20-8√5 20 | = | 5-2√5 5 |
pが求まりました。
ここから、凧形の鈍角と鋭角を結ぶ対角線xと直行する対角線yを求める。
x=√(1+p)2+r2=√(1+p)2+12-p2=√2+2p= | 2√5-√5 √5 |
y=2・r・cos(90˚-36˚)=2√12-p2・cos(54˚)= | √20・√3√5-5 5 |
x:y= | 2√5-√5 √5 | : | √20・√3√5-5 5 | =√5-√5:√3√5-5 |
対角線yで二分される対角線xは、
鈍角側:鋭角側=2p:1-p
なので、これらの情報から、鈍角、鋭角が求まります。
鈍角≒128.1727˚
鋭角≒51.8273˚
※arctanを含む計算なので、厳密解が欲しい方は各自上記値から求められるかと思います。
前日の出目と合わせて、展開図は、
こんな感じになりました。
このようなパターンで、偶数面サイコロは作れますね。
正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体はあるので、
例えば、十四面体サイコロを作れば、曜日用のサイコロとかも作れますね。
また、真球に内接するという条件を利用すれば、
正十二面体の面は正五角形なので、10等分して百二十面体
正二十面体の面は正三角形なので、6等分して百二十面体
といったことも出来ますね。
まぁ、やらんけどw。
ではでは
PS:
今日の午前中、セリアを3件ほど見て回りましたが、TRPGダイスは売ってませんでした。