黙祷
あれから丁度10年が経ちました。
未曾有の災害から、
復興は進んでいるのだろうか。
あくまでも私の周りの話ししか出来ないが、
父の実家のある気仙沼の話しです。
宮城県に居る私の親族たちが、
地震や津波で亡くなることはなかったが、
実家は倒壊し、見る影も無くなっていた。
私の従兄は宮城県で警察官で、
奥さんも警察官でして、
従兄は、海に潜っては遺体の捜索、
義従姉は、遺体の身元確認の日々だったそうです。
この話しを生で聞くことが出来たのは、
父の葬儀に従兄が訪れてくれたからに他ならない。
2016年に透析が始まり、
2017年に癌がみつかり、
同年6月に亡くなった。
私としては、父が他界する前に、
2014年に気仙沼に一緒に行けたことが、
何よりも親孝行となったと今になって思う。
震災から月日は流れ、
気仙沼市から大きな茶封筒が届く。
実家付近の土地に、祖父名義のものが見つかり、
その土地を気仙沼市に譲り、
その代わりをどうするかという話し。
コロナ禍で気仙沼に行くことは難しく、
別の地域の同等の土地を貰うのか、
完全に売り払うのか、
伯母に一任して、ついこの間に、
すべてが完了しました。
気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)が2019年4月7日に開通し、
気仙沼湾横断橋が、2021年3月6日に開通しました。
気仙沼が一歩一歩着実に復興に向かっていることは、
確かです。
近い将来、それを自分の目で確認しに行きたいなと
思います。
ではでは
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