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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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レピュニット数の計算

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午後のひとときに、数学の問題を解いてみる。


問題
4444……44-88…8
4444……44は4が2n個続く数、88…8は8がn個続く数とするときの値を求めよ。


シンキングタ~イム


解答
こういった問題は、何かしらの規則性があるものが多い。
というか規則性が皆無だとすると、おそらく解けないだろう。

n=1から順番に試してみる。

n=1のとき、
44-8=36=6

n=2のとき、
4444-88=4356=66

n=3のとき、
444444-888=443556=666

どうやら、答えは6がn個続く数になると予想出来る。

では、厳密に数学として値を求めるにはどうしたらよいか。

ここでレピュニット数が登場します。

1がn個続く数をrepeat unitからrep unitとなりレピュニット数と呼びます。
n桁のレピュニット数をR[n]とすると、数式にすると

R[n]=(10n-1)/9

となります。

つまり、問題の値は、

4R[2n]-8R[n]=4*(102n-1)/9-8*(10n-1)/9

の様に表せ、計算していくと、

=(2/3)(102n-1)-2*(10n-1)
=(2/3)102n-2*10n+1
=(2/3)(10n-1)2
=(2/3)(10n-1)
=(6/9)(10n-1)
=6*(10n-1)/9
=6*R[n]

答え
6がn個続く数

レピュニット数の式を知っていれば、ちゃんと計算出来ましたね。

10のn乗は、先頭が1で0がn個続く数で、そこから1を引くと、9がn個続く数が出来て、それを9で割れば1がn個続く数が出来上がる。

そんなに難しいことではないのですが、知っているのと知らないのとでは、数学的な表現に雲泥の差が出てしまいますね。

まぁ、このブログでも度々レピュニット数は扱ってきたので、探してみて下さい。


ではでは

 


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