昨日、松葉杖をついてお出かけしました。
お出かけと言っても、駅前まで行って、買い物をして、帰ってくるだけです。
いつもならば、20分歩いて駅に行くのだが、松葉杖で行くのはしんどいし、
痛みが出たら身動きが取れない。
というわけで、バスで往復することにする。
バス停まで向かうも、道路の右を歩くも左を歩くも、道路の形状から左右へなだらかな傾斜となっている。
実に歩き辛いものです。
路面は水平で、雨水など用に傾斜のある溝を掘るとか出来ないのかな。
出来ることならばやって欲しい。
バスに乗るも、席は空いていたが、そこまでの移動も結構辛い。
かと行って、乗車口近くはコロナの影響からか封鎖してあり、
タイヤの上の座席は更に厳しい。
かといって、シルバーシートも老人が何人か座っており、
一人席に座ることが出来た。
いくつかの停留所に停車するのだが、杖を持った人が数人乗ってくる。
誰も立とうという素振りも見せないので、自分が立とうとしたら、
やっと重い腰を上げる人がちらほら。
シルバーシートの老人も、ちょっと身勝手というか、
席を詰めようとしてくれない。
自分はまだ老人とは思っていないので、
老人になってみないと解らないことが多々あるのだろうと、
あまり攻める気持ちにはなれないが、
老人同士で、辛さは共有しているだろうから、
もう少し考えてほしいとは思った。
駅に着く、見慣れた風景なのだが、
階段は避けたい。
上りのエスカレーターを使い、
1つ目の買い物を済ませ、
ちょっと移動して床屋に行く。
とりあえずやることはやったので、
いざ帰宅を考えるも、バス停まで行くには
下りエスカレーターはあるにはあるのだが、
バス停から離れた方向に向かってしまう。
外にあるエレベーターの存在に気がついて、
バス停まで最短距離で行くことが出来、
無事帰宅することが出来ました。
約1時間半の工程でしたが、
松葉杖での移動は結構体力が居るということ、
日本の道路事情は世界的に見たらマシな方なのかもしれないが、
松葉杖などは結構辛いというのが現状。
バスも高齢化社会であることを考慮して、
もうすこしどうにか出来ないものかと考えてしまう。
東京都シルバーパスなどの金銭的なものだけではなく、物理的な構造の話しをです。
大泉学園駅の周辺は、ペデストリアンデッキ構造になっており、
バリアフリー化が進んでいる方なのだろう。
なってみないと解らないというのは、確かにそうなのだけれど、
想像よりも遥かに大変だったりします。
また、健康そうに見える若者も、ハンディキャップを抱えている可能性も十分にあります。
更に言うと、座っているよりも立っている方が楽な場合もあります。
席を譲るというのは、
ちょっとした勇気であったり、
さりげなさが必要だったり、
譲ろうとした人とは別の人が座ってしまったり、
なかなか上手く行かないこともあるでしょう。
朝の電車の中には、
がっつりと山登りに向かう老人もいれば、
徹夜明けと思われる疲れた若者もいる。
若者だから席をゆずらなけれいけない
ということではない。
体力的に余裕のあるならば、
席を譲って欲しい人がいるということ。
新しい人が乗ってきたタイミングだけでもいいので、
スマホなどから目線を外して周りを注意深く観察しましょう。
困っている人が居ると思って観察しなければ、
見えてこないかもしれませんよ。
自分がその立場にならないと気が付かない。
昔の自分も気がついていたのだろうか。
気がついていなかったのだろうか。
ちょっと考える一日でした。
ではでは
knifeのmy Pick