日本のコロナウイルスの対応が、初期のころは海外からだいぶ叩かれていたのだが、最近は見直され始めていたりする。
見直されていると言っても、日本や日本人の何が要因で、他国よりもうまくいったのか、いろいろと意見が上がっている。
【文化的な面】
挨拶の違い。
日本の挨拶は、基本的に非接触で、今で言うところのソーシャルディスタンスを取りやすい。
家では靴を脱ぐ。
アジア圏では比較的に当たり前なのだが、ベッドでも靴を脱がないという人も海外には結構いる。
帰ったら、うがい手洗い。
これは幼稚園のころから身に着けさせられる習慣だろう。
海外に比べると、圧倒的に綺麗であること。
町中にゴミ箱が圧倒的に少ないが、路上にゴミが落ちていないのは、昔からある向こう三軒両隣という考えで、自分のところだけではなく、隣も綺麗にするというもの。
ゴミ箱を設置しなくなったのは、地下鉄サリン事件によるもの。
ゴミは持ち帰るという文化。
自分よりも他人、共同体という考え。
マスクを付ける理由が、自分が感染しないためというよりも、他人に感染させないという意識がある。
政府を批判することはあっても、案外政府の言うことに従う人が多い。
【医療環境的な面】
医療機関にCTスキャンを持つところが、海外に比べて圧倒的に多い。
PCR検査数が圧倒的に少ない、数をごまかしているなどなど、いろいろ御託を並べてくる外国人が多いが、PCR検査の特性上、どうしても偽陽性、偽陰性というものが出やすい。
CT検査では、肺炎か否か、それがコロナによるものなのか否か、PCR検査の比ではなく間違いが起こりにくい。
つまり、別の角度からのダブルチェックが有効で、重症患者を優先的に入院させ、治療にあたったこと。
アビガン(一般名ファビピラビル)、シクレソニド(商品名オルベスコ)、イベルメクチン、日本株のBCG、
可能性の問題なのだが、なぜ日本から、ここまで可能性のあるものが多々出てきたのも不思議である。
病床数が各国に比べて多かったこと。
【政府の対応】
これは、各国と比べるものではないのだが、遅かったと思う。
もっと早い段階で空港を閉鎖しても良かったとは思う。
ただ、闇雲に経済を止めなかったことは、自分は評価している。
国民にマスクを配る。
これについては、いろいろと裏の考えがあったのだと推測する。
なぜ、1世帯2枚の布マスクだったのか。
これは外出制限をするのだから、全員分は無意味。
学生には別の教科書のシステムを使う予定もあった。
とにかく、薬局などに長蛇の列を作ることも避けたかった。
裏の考えは、
中国のマスク外交に釘を刺すこと。
マスクの転売、高騰を抑えること。
現に、アベノマスクが届いたころからか、
マスクがちょろちょろと出始め、
高かったものは売れず、原価くらいに下がろうとしている。
また、消費者も簡体字(中国が使う漢字)が含まれていたり、
日本の住所なのだが、実在しない番地などで、
その辺りをチェックして買う買わないを決めている。
アビガンを無償で配ったこと。
これは、アビガンの有効性を海外に知らしめるという意味もあるのだが、
中国にアビガンのジェネリックが作られることを回避するためでもある。
厚生労働省はアビガンをコロナの治療薬として承認させたくは無いようだ。
理由は利権なんだろうな。
病院と医薬品メーカーのズブズブの関係に、富士フィルムというもともとは医薬品とは関係のないところからの参入が、おそらく気に入らないのだろう。
ただ、このズブズブの関係があったからなのか、CTなどが普及したという面も少なからずある。
この辺のバランスは難しいだろう。
そんなことよりも、医療関係者には頭が上がらないよね。
外国人が考える疑問は、当の日本人も答えが出せないものが多い。
ただ言えることは、日本ではうまく行ったに過ぎず、これを真似したら必ずうまくいくということでもない。
日本人にはそもそも免疫があったのかもしれないし、大豆に含まれるニコチアナミンが効果があったのかもしれないし、そんなの関係なかったりするかもしれないし、…
とにかく、日本がうまく行っては困る国、団体があるようだ。
コロナよりも厄介だな。
緊急事態宣言が解除されるかもしれないが、まだまだ気を抜くわけには行かないだろう。
というわけで、ちょっと思うところあって書いてみた。
ではでは
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海外に比べると比較的マシなのはなぜだろう
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