流行り廃りがあるんだろうけど、最近またこんな計算式を見かけるようになった。
最後の?に入る数はいくつでしょう。
まずは、皆さん論理的に考え、何らかの答えを出してみましょう。
シンキングタ~イム
まず、この問題に確固たる答えはありません。
何でなければ駄目という答えはないということです。
物事を論理的に考え、論理の飛躍がないことが重要です。
では、上から順番に考えてみよう。
スニーカー[一足]+スニーカー[一足]+スニーカー[一足]=30
3×スニーカー[一足]=30
スニーカー[一足]=10
次の式は、
子ども+子ども+スニーカー[一足]=20
2×子ども+10=20
2×子ども=20-10
2×子ども=10
子ども=5
次の式は、
ハンバーガー[2個]+ハンバーガー[2個]+子ども=13
2×ハンバーガー[2個]+5=13
2×ハンバーガー[2個]=13-5
2×ハンバーガー[2個]=8
ハンバーガー[2個]=4
ここまでは異論がないかと思われる。
スニーカー[片方]+[スニーカーを履いて、ハンバーガーを2個持った]子ども×ハンバーガー[1個]=?
例えば、上記式において、[]で括った情報を見逃していると、
スニーカー+子ども×ハンバーガー=10+5×4=30
としてなってしまいます。
これが間違いというわけではなく、もう少し良く観察してみましょう。
最後の式の左から、
スニーカーは片方しかない、
子どもはハンバーガーを2個持って、スニーカーを履いている、
ハンバーガーも1個しかない。
のように、それぞれの絵を理解していくと、結果が変わってきます。
では、それぞれを考えてみます。
スニーカー[一足]=スニーカー[片方]+スニーカー[もう片方]
とすると、
スニーカー[片方]とスニーカー[もう片方]は左右の違いがあれど、等価と考えると、
10=2×スニーカー[片方]
スニーカー[片方]=5
子ども=5
ハンバーガー[2個]=4
スニーカー[1足]=10
より、2枚目の絵は、
5+4+10=19
ハンバーガー[1個]=ハンバーガー[2個]÷2
ハンバーガー[1個]=4÷2
ハンバーガー[1個]=2
これらから、
5+19×2=43
こういう答えもあるだろう。
さて、話はまだ終わりません。
スニーカー[片方]の価値は本当に5なのだろうか?
ハンバーガー[1個]の価値とは違うのではないだろうか?
一般的にハンバーガー1個買うのと、2個買うのでは、税とかを考えなければ、単純に価格は2倍になるだろう。
ただ、2個セットだと安くなることはあっても高くなることはないという現実もある。
方やスニーカーはどうだろうか。
スニーカー[片方]は価値があるだろうか?
片方だけあっても、無価値ではないが、無価値に等しいとも言える。
1足揃って初めて価値が生まれるとも言える。
もっと言えば、右だけ2つあっても、左だけ2つあっても、スニーカー[1足]=10
にはならない。
スニーカー[片方]とスニーカー[もう片方]の価値は等価である。
これには異存はないとして、どのような値が望ましいのだろうか。
スニーカー[一足]=スニーカー[片方]×スニーカー[もう片方]
10=101/2×101/2
10=√10×√10
とする考えもありだろう。
スニーカー[片方]の価値を以前の価値と現在の価値で比べてみると、
10÷2=5 > √10≒3.16227766
と、スニーカー[片方]の価値が下がったことが解るだろう。
これは相加平均と相乗平均そのものですね。
ハンバーガーは相加平均、スニーカーは相乗平均だとすると、
√10+19×2=38+√10
まぁ、こういう答えもあるだろう。
実は、この問題はもっとよく見てみると、
子どもが最初から黒い靴を履いているということ。
を見逃している。
黒い靴の上にスニーカーを履いているならば良いのだが、
そんなことをする人は、子どもが自分の靴を履いた上で、大人の靴を履くくらいは可能だが、絵を見る限り、黒い靴もスニーカーも同じ大きさに描かれている。
黒い靴の価値が解らないので、答えは求まらないという答えもある。
皆さんは、どんな答えを論理的に導き出しましたか?
ではでは