蕎麦屋の暖簾(のれん)や看板には、変体仮名が使われるケースが多々ある。
それに対抗できそうなものとして、医院の旧字体。
というか、自分の地元だけなのかもしれないんだけれども、面白そうなので取り上げてみる。
これ、医の旧字体の「醫」ですね。
ほにゃらら医院だということは、解るんだけど、なんで旧字体?と思ってしまう。
「胃腸科医院」ってことなんだけど、これも旧字体?
フォントを探してみたんだけど、見つけられなかったです。
「胃腸」は読めるよ。
次の「禾升」、禾偏(のぎへん)の漢字だから、流れで「科」と読める。
木偏なら「枡」があるんだけどね。
ただ、「升」も「斗」も「ます」という訓読みがあるので、もともと同じものだったかもしれない。
明らかに「醫」ではないけど、分解すると、
臣又酉
臣じゃなくて、匚に中なのかもしれないな。
なんで、蕎麦屋の変体仮名、医院の旧字体、というものを使うのだろうか?
おそらくは、変体仮名や旧字体を使っていた時代からある由緒正しきものですよ。
もしくは、実際はそうではないんだが、そういうことにしたいんだろう。
でも、こういうバリエーションがあっても良いと思うんですよね。
ではでは
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蕎麦屋の変体仮名に対抗して医院の旧字体?
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