テレビ朝日のドラえもん、クレヨンしんちゃんが、10月の改編期からゴールデンタイムから移動した。
ドラえもん:
金曜19:00枠→土曜17:00枠
クレヨンしんちゃん
金曜19:30枠→土曜16:30枠
これにより、民放各局はゴールデンタイム(19:00~22:00)からアニメ枠が完全に消えたことになる。
フジテレビは、2001年4月の改編期から、水曜19:00枠だったONE PIECEを日曜9:30枠へ移動した。
TBSないし毎日放送は、2006年10月の改編期で、水曜18:55枠で放送されていた、まんが日本昔ばなしを終了した。
日本テレビないし読売テレビは、2009年4月の改編期から、
月曜19:00枠の名探偵コナンを土曜18:00枠へ移動、
月曜19:30枠のヤッターマン(リメイク)の終了した。
テレビ東京は、2018年10月の改編期から、ポケモンが木曜18:55枠から日曜18:00枠へ移動した。
自分たちが子どもだったころ、19時台はチャンネルを回せば、どこかしらでアニメをやっていた。
そりゃ、第二次ベビーブーム世代という大きなターゲット層があるわけで、スポンサーもテレビ局もそこに目を付けることだろう。
昭和も終わり、平成になると、ゴールデン枠にはバラエティ番組が増え、アニメは減っていった。
これは少子化もそうなんだろうけど、テレビ世代の年齢層が上がったことによるものだろう。
21世紀に入ると、完全撤退が始まる。
そして、2019年の10月の改編期で、完全に民放からゴールデンタイム枠にアニメはなくなってしまった。
なんでこうなってしまったのか。
テレビ世代も親となり、第三次ベビーブームとかがあってもよかったはずなのだが、そうはならなかった。
国民的アニメというものもあったが、アニメは子どものためのものであったが、子どもの頃からアニメをみて育った世代は、大人になってもアニメをみてはいる。
そういうターゲットに対して、深夜にアニメが放送されている。
アニメでは視聴率が取れなくなったのかというとそうでもなさそうである。
というか、そもそもテレビの視聴率はアニメに限らず軒並み落ちている。
これはBSやCSやケーブルテレビといったテレビの多チャンネル化が招いたのか?
多チャンネル化が進めば、同じパイを分けるだけなので、視聴率を稼ぐのは難しいだろう。
テレビだけが娯楽ではなくなった。
パソコンが普及し、ネットが普及し、テレビ離れが起きたことは確かだ。
昔は、時間になればテレビの前に鎮座しテレビを見たのだが、
今は、時間に囚われずレコーダーに録画したものを好きなタイミングで見れば良い。
それでも2013年には半沢直樹(日曜21:00枠)が42.2%の視聴率を叩き出している。
何がバズるかは解らない。
そもそもゴールデンタイムというのは、視聴率が一番高い時間帯を指す用語である。
今ではプライムタイムという言い方もするだろう。
ゴールデンタイムにアニメが無くなったのは、少子化の一言では片付けることは出来ない。
時代が変わったんだ。
これが令和の時代なのだろうか。
ではでは
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ゴールデンタイムからアニメが消えた
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