ふと疑問に思ったことがあって、書いてみる。
書いてみると、客観的になって、今まで見えなかったモノが見えてきたりするから、文字にしてみたり、図にしてみたりするのは良いことなのだろう。
なんとなくなのだが、二文字の漢字の熟語を見ると、短縮した略語なのでは無いだろうかなどと感じてしまう。
タイトルの電車、汽車である。
電気の力で動く車だから電車
蒸気の力で動く車だから汽車
理由はこれであっているのだろう。
自ら動く車だから自動車
自ら回転せせる車だから自転車
人の力で動く車だから人力車
他の例を集めてみると、納得度合いが増していく。
さて、本題の略語なのかどうなのか。
電車や汽車などの列車には動力のある車両とそうでない車両がある。
動力車、客車などと呼びわけたりするようだ。
機関車は、運転制御する車両のことだろう。
蒸気機関車、これが汽車の略語なのかと考えたのだが、気と汽の漢字の不一致がある。
不一致を慣用したとしても、電気機関車も気車になってしまい、差別化が出来ない。
气、氣、気、汽
これらの4つの漢字の使われ方の違いなどを考えてみる。
气
これは、蒸気の象形文字だそうです。
日本では常用漢字から外れてしまっています。
きがまえ、という部首で使われたりしますね。
氣
現在の気の元の字です。
米を炊いたときの蒸気から米が旁になっているということも考えられますが、定かではありません。
気
電気、磁気、蒸気、空気、元気、天気、気体、気流、気候、気功、など。
日本における簡体字ですね。
汽
汽船、汽車、汽笛、汽水、など。
こうやって並べてみると、気と汽の熟語としての使われ方に傾向がみられる。
気は、
末尾文字で使われると、エネルギーそのもの、
先頭文字に使われると、エネルギーの流れや変化などの動き、
という共通項が見出される。(例外はあるだろう)
汽は、明らかに先頭文字で使われるものばかりで、気の例に照らし合わせると、
エネルギーの流れや変化だとすると、
動く船、動く車、鳴る笛、混ざる水、
と後ろに来る漢字が名詞で合点がいく。
どうやら電車も汽車も略語ではなさそうだ。
さて、リニアモーターカーも電車と呼ばれるが、電気は使われるが磁力で浮上して移動しているのだが、磁車とは呼ばれない。
そもそも電気モーターも磁石の力を回転運動に変化させている。
電気モーターを切り開いて線形に並べていったものが、リニアモーターの原理である。
磁気浮上式であっても、マテリアルとしての磁石を使っているところもあるかもしれませんが、移動という意味ではマテリアルでは磁極の方向は変化しないので、電磁石で電気的に磁極を反転させて列車を移動させるのである
だから、磁車ではなく、電車なのだろう。
まぁ、関係なかった結論が出たw。
ではでは