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SNSという単語は海外では通じない

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コンピュータ用語は、一見グローバルな単語だと思われがちだが、実はSNSという単語は海外では通じない。

SNSとは、Twitter、mixi、facebook、Instagram、…といった、ソーシャル・ネットワーク・サービス、つまりSocial Network ServiceまたはSocial Networking Serviceの頭文字を取って、SNSと日本では言われているが、このSNSという単語は海外では全く通じないのだ。

では、海外ではなんと呼ばれているかというと、Social Mediaである。

つまり、SNSは和製英語なのだ。

コンピュータ業界にいても、すべての分野が英語圏がトップを独走しているかというと、実はそうとも言えない。
日本独自でガラパゴス的に進化したものもあって、英語圏のものをそのままの単語で持ってくることはなく、それらしい英語を並べた和製英語であることもある。

そういえば、スマホが台頭してくる以前、ガラケーではSMSと呼ばれるものがありましたね。
何の略語だか解りますか?
Short Message Service
このSMSは、同一携帯電話会社内のみに使えたものでしたね。

それが各社どこへでも送れるようになったのがMMSでした。
これは何の略だか解りますか?
Multimedia Messaging Service

日本には和製英語(元の単語が英語ではなくても和製英語らしい)が溢れているので、外国人と話すときには注意が必要だろう。

一見グローバルそうなコンピュータ用語であっても、特に略語は必ず通じるとは限らないということ。
そうなったとき、略語の元になった単語で話すと、結構通じたりするので、元の言葉を知っている必要も出てくるということです。

自分が大学生や社会人になったばかりのころ、DOS全盛のころのコンピュータ用語にEMSやXMSという単語がありました。
MSはMemory Specification、つまりメモリの仕様のことなのだが、EやXは何だか解りますか?

今どきのパソコンに詳しかったとしても、DOS全盛当時のパソコン環境を知らなければ答えられないでしょうね。

EMSとは、Expanded Memory Specificationの略。
XMSとは、eXtended Memory Specificationの略。

他にも、UMAやらUMBやら、HMAやらHMBやら、メモリー関連の単語が飛び交っていたなぁ。
UMはUpper Memoryで、AはArea、BはBlock。
HMはHigh Memoryで、AはArea、BはBlock。
これらの単語がメモリーアドレス上のどの部分を指しているのかを知らないと、話しにならなかったんですよね。

今どき、パソコンでメモリーといったら、何ギガ積んでいるのとか、OSが32ビットだから4GBまでしか認識しないとか、64ビットだから4GB以上も認識するだとか、物理メモリーはSIMMだのDIMMだのくらいを知っていれば事足りるんだよな。
時代は変わったよなぁ。


ではでは


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