#記号、コンピュータの草創期からキーボードにあった記号です。
また、プッシュホンのボタンにも0の右にあります。
読み方は国や年代や職業によって様々です。
番号記号
番号符
ナンバー
番号の前に付けられる記号だったこともあって、この様に呼ぶ人もいます。
井桁(イゲタ)
井桁とは、井戸の上部に取り付けられた木組みのことで、漢字の井の字状であることに由来する。
そのため、井桁記号と言った場合、縦線は垂直、横線は水平である。
シャープ(sharp)
嬰記号(えいきごう)
シャープは音楽記号の♯
厳密には、縦線2本が垂直であり、横線2本は右上がりの斜めである。
なぜかというと、五線譜の横棒と重なって読めなくなるからです。
なお、日本の電話会社はシャープと呼称することが多いです。
パウンド(pound)
米国では重さの単位、ポンドで使われていたため、パウンドと読むこともある。
私がN社やH社の外資系企業に居た頃、さんざん電話機の設定を英語の音声マニュアルと格闘しましたので、poundが耳に付いて離れてません。
ハッシュ(hash)
北米以外の英語圏であれば一般的にhash(ハッシュ)で通じるかと思います。
ハッシュとはハッシュドビーフからも解るように、細切り(こまぎり)にするというような意味があります。
TwitterなどのSNSでハッシュタグという名称で知名度が上がりましたね。
確かに賽の目切りのようにも見えます。
ダブルクロス(独:doppelkreuz)
ドイツではダブルクロスに相当するdoppelkreuzとなっているようです。
クロスハッチ(cross hatch)
crossは十字や交差、hatchは平行線という意味。
日本語の井桁の意味に近いかと思われます。
オクトソープ(Octothorp, octothorpe, octathorp, octatherp)
直訳すると、octoは8つの、thorpは村落、ロシアの水泳選手のイアン・ソープのような人名でもある。
もともと電話会社のAT&Tが、#の記号はこのように呼んで欲しいということだったのだが、あまり浸透していないように思われる。
なぜ8つの村落なのだろうか、エリアは9に分かれているのにね。
などなど、日本語でも慣用な呼称が様々あったり、各国でも呼称が違ったり、かなり扱いが厄介であることが伺えます。
手書きだと、右上がりとか癖文字とかあるので、楽譜に書いてあればシャープだろうけど、無地の紙にあったら、それがシャープなのか、井桁なのか、文脈から判断するしかないだろう。
何が言いたいかというと、頭ごなしに間違っているというようなことをあまり言いたくないということです。
アスキーで#とあったら、上記のようなどのような呼称であっても慣用するほうが良いだろう。
2バイト以上の文字(いわゆる全角)で、#や♯と書かれていたならば、それらはある程度は正しく読むほうが良いだろう。
日本語変換で入力するならば、そのIMEの持つ変換能力に依存してしまう。
因みにGoogle日本語入力では、
井桁で、#
シャープで、♯、#
でも変換可能です。
一般的に、Shift + #で、入力出来るので、IMEで全角で出力するのであれば、この方法で良いだろう。
ではでは
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#←この記号、なんて読む?
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