子どもの頃、将棋もやったことはやったんだけど、人数が3人、4人となると、将棋を刺してない人、つまり見物人となってしまい、長い時間待たされるので、まわり将棋をやったりした。
やったといっても、公式なルールはなく、殆どがローカルルールだったかと思うので、ここに記す。
まず、まわり将棋とは何か。
将棋盤と将棋の駒を使ったすごろく的な遊びである。
将棋の駒を昇格・降格する駒と考え、王将を目指すゲームです。
スタート地点は、各自別の将棋盤の4つ隅。
サイコロの変わりに振るのが、金将の4枚。
この出目で、駒を進めます。
金将の出目の前に、将棋盤の中に振り落とさなければなりません。
もし、将棋盤から1つでも出てしまったら、「川」、ちょっと下品ですが「しょんべん」と言います。
とにかく将棋盤から金将が1つでも出てしまったら進めません。
金将が出たら進めないからといって、固まるように将棋盤に投げ入れるというのも得策ではありません。
なぜなら、金将が重なった場合、出目だけ戻されるからです。
因みに、重なった場合の呼び名は、「山」、または「うんこ」です。
出目にもいろいろあって、
全部が表(金将の文字があるほう)ならば50と言って、1つ昇格する。
全部が裏(無地のほう)ならば100と言って、2つ昇格する。
※昇格とは、
時間短縮ルールのときは、
歩兵→香車→桂馬→銀将→角行→飛車→王将
長期戦ルールのときは、裏面も昇格に含めたり、
歩兵→と金→香車→…
さらに超長期戦ルールでは、横向きや縦向きや逆さ向きも入れたりもします。
表→横向き→縦向き→逆さ向き→裏
将棋の駒がサイコロ代わりなので、
横に立った場合は5
縦に立った場合は10
逆らに立った場合は100
という出目もあります。
他は表(金将側)の出た数が出目です。
最初に自分のいたスタート地点に一周してくると、1つ昇格します。
当然、逆回りで通過すると、1つ降格します。
また、隅に止まると、1つ先の隅にワープするルールもあります。
当然、逆回りで止まると、1つ後の隅にワープします。
あと、将棋盤の隅以外の4辺で対角線の位置に、敵の駒が止まると戦争が発動します。
戦争が始まると、互いの駒を向き合わせ、垂直線を早く往復したほうが勝ちになります。
戦争中は、全部表は4、全部裏は0で、50や100といった昇格はありません。
勝った方は1つ昇格、負けた方は1つ降格となります。
他は、どんなローカルルールがあったかなぁ。
誰かが移動して、同じマスに止まった場合。
既にあった駒が、後から来た駒よりも強いまたは同等だった場合は、後から来た駒はその駒の上に載せて、次の下の駒の順番が来て、下の駒が移動する際、一緒に移動します。
逆に、既にあった駒が、後から来た駒よりも弱い場合は、下の駒の人は1回休みだったかな。
超長期戦ルール時は、物理的に載せられないこともあるので、短期戦または長期戦ルールまでの特殊ルールだったかと思います。
最終的に王将になって自分の隅に止まるか通過するとゴールです。
角行、飛車、王将は2枚ずつしかないから、3人以上のときはどうしたのか忘れました。
横や縦とか使って表したかもしれないな。
もし、こんなルールがあったよとかありましたら、コメントよろしく。
因みに、チェスでは、泥棒将棋もまわり将棋も物理的な形状で出来ないんだよな。
駒で明確な前後があるとすると、ナイトくらいだろうか。
ではでは