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Channel: 円周率近似値の日に生まれて理系じゃないわけないだろ! - knifeのblog
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和音の数学的アプローチ

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ギターやピアノを弾くと、和音というものが出てくる。

和音とは複数の音を同時に鳴らした音。

和音には、3和音、4和音、それ以上とあるんだけど、音楽理論はまったく解っていないが、数学的にアプローチしている。

まず、和音をコードとかいうけど、アルファベットにするとcodeではなくchordである。
chordは弦という意味。
ギターは弦楽器、ピアノも内部的には弦を使っているのはいうまでもない。

ギターとピアノの決定的な違いが、ギターは6弦を5本の指で押さえ、ピアノは多くて88鍵を10本の指で叩ける。
どうやったってギターでは6和音までしか奏でられない。
で、取捨選択を余儀なくされる。

一番最初に捨てられるのは完全5度。

音楽理論を解かっていないので、理由は解らないが、そういうことになっている。
3度を捨てるときは、omit3なんて表記したりするのに、omit5とかあえて書かないよね。
因みにomit3はパワーコードで、1stとP5thの2和音だけで、3rdの音がないのでメジャーでもマイナーでもない。
2和音もあったなw。


巷にはコード表なんてものが溢れているんだけど、表記方法に統一感がない。
書く人のセンスというか、素人からみて混乱の極みでもある。
そういうのを踏まえて、素人目線で検索できるコードファインダーなるプログラムを思考中です。

基本的な話しから進めていく。

2和音は、3rdをomitしたコードでパワーコードとも言われ、1stとP5thの2音。
Comit3ならば、ドミソからミを取ったドソということですね。
commit(引き受ける)ということじゃないからね。

ちょまて、1stとか3rdとか5thとか、わけわからんよって人もいるだろう。

1stはrootとも言って、根という意味。
つまり根源の音。

ハ長調でドレミファソラシドというのはさすがに解るよね。

ド=C
レ=D
ミ=E
ファ=F
ソ=G
ラ=A
シ=B
ド=C

ここで、ドを1stとすると、レが2nd、ミが3rd、…、ということ。
和音というのは、基本は1個飛ばしの奇数で構成されている。
3和音は基本1st、3rd、5thで構成されている。
3rdは三度とも言うんだけど、ドを1stとすると3rdはミですよね。
ミは♭(フラット)するとミ♭になるけど♯(シャープ)するとファになる。
つまり三度では、ミ♭を短三度、ミを長三度と呼び、
短三度をマイナーコード、長三度をメジャーコードという。

Cはシーないし、シー・メジャー
Cmはシー・マイナー
と呼ぶわけです。

続いて5th、つまり5度も動かせるんじゃね?ということなんですが、これは後回しにします。

4和音は、3和音に7th、つまり7度を加えたものです。
ドを1stとすると、ミが3rd、ソが5th、シが7th。

ギターを始めると、最初に覚えるのがオープンコードのCだろうか。
オープンコードとは、開放弦をそのまま使うのでオープンコード。
また、低音を使うのでローコードという呼び方もします。
当然、高音はハイコードということになります。

オープンコードの逆にあたるのは、バレーコードということになるのかな。
厳密にはバレーとはbarre、人差し指で複数の弦を押さえて弾く奏法です。

C












































































































































×





























1234

6弦の開放はミですから、Cの構成音ではあるわけです。

6弦をミュートするのか、しないのか、弾いてもいいのか、弾かないほうがいいのか、まぁその辺は個人の自由ということにしましょうか。

C7






































































シ♭



































































×





























1234

3弦のP5th=完全5度=ソをm7th=短7度=シ♭にしちゃってます。

完全5度が消えてますね。

つついてバレーコードを見ていきます。

C









































































































































×




























3456

バレーコードで、人差し指で3フレットすべてを押さえたとする。

C7




































































シ♭




































































×




























3456

こちらも6弦をミュートしてますね。

もう一つのバレーコード。

C





































































































































































891011

8フレットを人差し指で全部押さえたとする。

C7
































































































シ♭





































































8
91011

こちらは3個ある1stを削ってm7thにして、P5thが2個残っている。

コードの押さえ方で、じゃ~んと弾くと、構成音は同じでも並びも違うからコードとしては同じでも音の高低差や耳触りが違ったりする。

初心者は、あんまりあっちいったりこっちいったりすると、焦ってしまうので、いい音が鳴らないことが多い。

最初のうちは、フレット間の移動の少ないフォームで弾いてみるとことだろうね。


さて、なんでP5thを削るのかは、おそらくは和音としての違和感が少ないからなんだろうとは思うが、ここは音楽理論で解決する場ではないので、この辺で。

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